[2024年版]読書初心者におすすめ小説10本紹介[ミステリー・青春・恋愛・ホラー]

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今回は普段から本を読まない方に向けた、読書の魅力を余す事なく魅せてくれるお勧めの小説を紹介します。

年間100−200冊本を読む私の今までの読書記録の中でも、特に印象に残る作品の中でも読みやすく展開の分かりやすい本ばかりを特選。

初心者の方でも1冊読むのに苦痛じゃない位読みやすい作家の方ばかりなので安心してください。

ぜひお気に入りの1冊を見つけて、それをきっかけに読書に目覚めてね。

読書初心者におすすめ小説10本紹介[ミステリー・青春・恋愛・ホラー]

読書にハマるきっかけ

 

(macco)
私がまともに本を読み始めたのは、多分20歳位の時ですね。

9歳年の離れた姉が居て、読書家で中学生くらいから小説をずっと読んでたみたいなのですが、実家にいる頃はあまり興味がなく過ごして居ました。

当時ジャンプで読んでた漫画の「屍鬼」ってのが面白いって話ししたら、「それ小野不由美さんの小説だよ!」って分厚い単行本を貰いました。

正直「辞書かよ」って位分厚い(文庫にして5冊ほど)の超が付くほどの長編作品

いきなり小説読まない人間が妥協しそうな量だったのですが、読み始めてみると元々漫画を読んでたので読みやすかった。

意外と1ヶ月くらいで読めてしまって、本って面白いって思ったんですよね

 

そこから何読んで良いのか分からず、本屋のお勧めコーナーをとにかく読み漁った。

東野圭吾、山田悠介、宮部みゆき、伊坂幸太郎この辺りをとりあえず買いましたね。

そのまま東野圭吾さんの作品に魅了されて、とりあえず全部読むかと思い、毎週の様に1冊ずつ買い漁ってました。

元々「名探偵コナン」を集めてたこともあり、ホームズも読んだし、エラリーやアガサも読んだりとしながら、どんどん読書にハマる日々

気づけば年間100冊を超える量を読むレベルになったんですよ。

思い返すと恐ろしいですね。

前置きが長くなってしまいましたが、そんな私のお勧めの10作品です。

  • 東野圭吾「容疑者Xの献身」
  • 伊坂幸太郎「陽気なギャングが地球を回す」
  • 池井戸潤「下町ロケット」
  • 綾辻行人「十角館の殺人」
  • 今野敏「隠蔽捜査」
  • 恩田陸「夜のピクニック」
  • 原田マハ「本日は、お日柄もよく」
  • 百田尚樹「影法師」
  • 貴志祐介「黒い家」

東野圭吾「容疑者Xの献身」

あらすじ
天才数学者でありながら不遇な日々を送っていた高校教師の石神は、一人娘の美里と暮らす隣人の花岡靖子に秘かな想いを寄せていた。 ある日、靖子の前夫・富樫が母娘の居場所を突き止めて訪ねてきた。金を無心し、暴力をふるう富樫を、靖子と美里は殺してしまう。 呆然とする二人を救うために、石神は完全犯罪を企てる。 だが皮肉にも、石神と帝都大学の同期であり、親友である物理学者の湯川学がその謎に挑むことになる。 ガリレオシリーズ初の長編。第134回直木賞受賞作。

もう全作品(90冊以上)読んだ東野圭吾さん。

現在の日本の作家でもほぼトップの地位を不動のものにした偉大な方です。

東野さんの人気の訳は、どの作品を手に取ったとしても外れの無いレベルと誰でも読みやすく、読んでいくうちに魅了される起承転結がはっきり分かりやすい作品が多い

誰のフィルターを通しても理解度が大きく、誰でも最後までたどり着けるんですよね

これって色んな作家さんの本を読むと分かるのですが、読みやすい人と読みにくい人の本って本当に真っ二つに分かれます。

ただ読みやすい人も居れば、内容や描写、人間の描き方が薄くて、読むに値しない場合もあるのだけど、人気作家の方はその辺りがとても見事に表現できるから多くの読者がつくんですよね。

 

前置き長くなったけど、東野さんの中でも一番メジャーなのが直木賞を獲ったこの「容疑者Xの献身

福山雅治さん主演のドラマが映画になったので、見てる方も多いんじゃ無いでしょうか?

冒頭で起きた殺人事件の親子とその横に住んでいる数学教師のとても切ない物語。

表上語られた身代わりのトリックで物語の結末が訪れるのかと思いきや、最後の最後に大どんでん返しがあります。

献身」と言う言葉の意味をWikiで調べたくなる程に感動の素晴らしい作品です。

映画の1.5倍は最高なので、ぜひ読んで見てください。

macco
東野さんは本当にどれを読んでも外れがありません

伊坂幸太郎「陽気なギャングが地球を回す」

あらすじ
嘘を見抜く名人、天才スリ、演説の達人、精確な体内時計を持つ女。この四人の天才たちは百発百中の銀行強盗だった……はずが、思わぬ誤算が。せっかくの「売上」を、逃走中に、あろうことか同じく逃走中の現金輸送車襲撃犯に横取りされたのだ! 奪還に動くや、仲間の息子に不穏な影が迫り、そして死体も出現。映画化で話題のハイテンポな都会派サスペンス!

東野圭吾さんの次に好きな伊坂幸太郎さんですね。

こちらも現代の日本で、トップクラスの人気を誇る作家さん。

雰囲気で言えば独自の世界観を持ち、作品毎にリンクするキャラがいたり、独自のセンスを持った言葉が痛烈で、活字がとてもポップに楽しめる音楽家みたいな小説家です。

村上春樹をもっとライトにした感じの作品が楽しめると思います。

 

そんな伊坂さんの作品でも難しく考えずにとにかく楽しく読めるのが「陽気なギャングが地球を回す

この作品は漫画レベルに個性豊かなキャラが立ってるので、読んでいてとても笑えて、楽しく感じられると思います。

だからと言ってラノベみたいに軽いかと言われるとそうでもなく、最後の最後まで物語がどうなるのか読めないドキドキ感があります。

ハリウッド映画みたいなスケール感を持ちながらも、とにかくポップに軽く読めるのが魅力。

あなたはどのキャラが好きでしたか?

macco
伊坂ワールドはハマると中毒性が凄いです

池井戸潤「下町ロケット」

あらすじ
研究者の道をあきらめ、家業の町工場・佃製作所を継いだ佃航平は、製品開発で業績を伸ばしていた。そんなある日、商売敵の大手メーカーから理不尽な特許侵害で訴えられる。圧倒的な形勢不利の中で取引先を失い、資金繰りに窮する佃製作所。創業以来のピンチに、国産ロケットを開発する巨大企業・帝国重工が、佃製作所が有するある部品の特許技術に食指を伸ばしてきた。特許を売れば窮地を脱することができる。だが、その技術には、佃の夢が詰まっていた―。男たちの矜恃が激突する感動のエンターテインメント長編!第145回直木賞受賞作。

今の人気で言えば飛ぶ鳥を落とす勢いで、ドラマに映画に引っ張りだこの池井戸潤さん。

池井戸さんの魅力は何と言っても、現実味のある現代の水戸黄門的な話。

ほぼ正義は勝つのハッピーエンドで締めてくれるので、感動を貰えたり、スカッと感が凄いあって「面白かった」と言う充実感のある話ばかりなんですよね。

難題に向かい、敵やライバルが蹴落としてくるのだけど、最後には正義は勝つんです。

ストレートにモヤモヤ感なく終わってくれるので、描写の繊細な本を読み慣れてない方でも受け入れやすい作家さんです。

 

そんな池井戸さんの作品の中でも、一番最初に読んで一番好きな作品が「下町ロケット」です。

  • 夢を持って生きる事。
  • 働く事の意味や楽しさ。

この辺りを再確認させてくれながら、楽しく読ませて貰えます。

とにかく熱く夢を持って生きる経営者の考え方とその下で働く社員の本音と葛藤を垣間見れたり、大企業の出世争いや悪意をとても感じられて世の中の理不尽さを感じられるリアリティ。

ドラマにもなってますが、やっぱり原作も読んで欲しいですね。

macco
池井戸さんは働く人に元気をくれます

綾辻行人「十角館の殺人」

あらすじ
十角形の奇妙な館が建つ孤島・角島を大学ミステリ研の七人が訪れた。館を建てた建築家・中村青司は、半年前に炎上した青屋敷で焼死したという。やがて学生たちを襲う連続殺人。ミステリ史上最大級の、驚愕の結末が読者を待ち受ける!’87年の刊行以来、多くの読者に衝撃を与え続けた名作が新装改訂版で登場。

日本の叙述トリックミステリー作品の中の金字塔と言われる作品がこちら。

叙述トリックとは、簡単に言うと大どんでん返しのネタですね

いわゆるミスリードと言われる「Aは味方だったのに最後の最後に犯人だった」とか「4人しかいない話だと思ってると、実は5人居た」みたいな最後にネタバレするまで、読者を巧妙なテクで騙すんです。

 

この「十角館の殺人」は多くを語りたく無いですが、これに騙されないのは不可能じゃ無いのか?と思うくらいに素晴らしいテクニックを使って読者を騙します。

あまりにその瞬間の衝撃が忘れられないので、夜中に読むのはお勧めしません

これに気持ちよく騙されたら、下のおすすめ作品を順番に読んでみると面白いですよ。

macco
これ読んだら本当に寝れなくなりますよw

今野敏「隠蔽捜査」

あらすじ
竜崎伸也、四十六歳、東大卒。警察庁長官官房総務課長。連続殺人事件のマスコミ対策に追われる竜崎は、衝撃の真相に気づいた。そんな折、竜崎は息子の犯罪行為を知る――。保身に走る上層部、上からの命令に苦慮する現場指揮官、混乱する捜査本部。孤立無援の男は、組織の威信を守ることができるのか? 吉川英治文学新人賞受賞の新・警察小説。

警察小説大好きな私なのですが、その中でも異質なこの「隠蔽捜査」はめちゃくちゃおすすめ。

踊る大捜査線」好きな方なら絶対ハマる警察のドラマみたいな物語。

主人公の竜崎は、変人と呼ばれる自分の思った事を貫く人間で、警察の厳しい縦社会の組織に居ても、自分の正しいと思った事は貫くんです。

そんな芯の通った人間は、いつか周りまでも変えていき、変人扱いされながらも尊敬されるんですよ。

 

面白いのが刑事が主体になる話ではなく、あくまでも警察の官僚目線の話という事。

時には警察庁が舞台になったり、所轄の事件現場が舞台になったりと今までの警察小説には無い目線の話で、事件だけではなく人間関係や家族など一つのドラマとして楽しめます

シリーズを通してどんどん人間がステップアップしていくので、異動や事件を迎える度に起こるトラブルがどんどん物語を面白くしていきます。

現在7冊とスピンオフ2冊刊行されていて、全部繋がってるので長く楽しめます。

macco
警察小説ですが、あくまでもドラマと思って楽しみましょう。

恩田陸「夜のピクニック」

あらすじ
夜を徹して八十キロを歩き通すという、高校生活最後の一大イベント「歩行祭」。生徒たちは、親しい友人とよもやま話をしたり、想い人への気持ちを打ち明け合ったりして一夜を過ごす。そんななか、貴子は一つの賭けを胸に秘めていた。三年間わだかまった想いを清算するために―。今まで誰にも話したことのない、とある秘密。折しも、行事の直前にはアメリカへ転校したかつてのクラスメイトから、奇妙な葉書が舞い込んでいた。去来する思い出、予期せぬ闖入者、積み重なる疲労。気ばかり焦り、何もできないままゴールは迫る―。

恩田陸さんは、直木賞や本屋大賞など数多くの受賞作品を持つ人気の女性作家です。

最近では「蜜蜂と遠雷」での直木賞&本屋大賞のW受賞が話題となりました。

恩田さんの人気の理由は、圧倒的人物描写力だと思います

他の作品も合わせて自分が物語の一人としてそこに参加している様な感覚になるほど、物語に入り込めるんですよね。

 

この小説も歩行祭というただ歩くだけの話なのに、とても素敵なイベントで私も歩きたいなぁと思いましたからね。

甘くほろ苦い青春の話なんですが、この世代の心情を上手く表現しつつ、最後の最後までミステリアスに謎を深める感じも合わせて楽しめます。

macco
青春を感じながらも、小説の世界にどっぷりとハマって貰いたいです。

原田マハ「本日は、お日柄もよく」

あらすじ
二ノ宮こと葉は、製菓会社の総務部に勤める普通のOL。他人の結婚式に出るたびに、「人並みな幸せが、この先自分に訪れることがあるのだろうか」と、気が滅入る27歳だ。けれど、今日は気が滅入るどころの話じゃない。なんと、密かに片思いしていた幼なじみ・今川厚志の結婚披露宴だった。ところが、そこですばらしいスピーチに出会い、思わず感動、涙する。伝説のスピーチライター・久遠久美の祝辞だった。衝撃を受けたこと葉は、久美に弟子入りすることになるが…。

原田マハさんは、小学生の頃の読書の時間に読んでたエッセイの作者「原田宗典」さんの妹。

全く知らずにインスタで出逢ったタイトルが気になって読み始めたこちらの本。

読み始めたら止まらなくなって魅了された。

 

本書はスピーチライターの話

その名の通りスピーチの原稿を作る人なんだけど、結婚式であったり、政治家の演説だったりとTPOによって全然印象を変える必要があるのですが、そこの核心に触れていてとても勉強になった。

言葉の力でここまでも世界を変える事が出来るのかと、本の本当のパワーを再確認させて貰える位素晴らしい物語でした

macco
スピーチや人前で喋る機会があれば、ぜひ読んでみてください。

百田尚樹「影法師」

あらすじ
頭脳明晰で剣の達人。将来を嘱望された男がなぜ不遇の死を遂げたのか。下級武士から筆頭家老にまで上り詰めた勘一は竹馬の友、彦四郎の行方を追っていた。二人の運命を変えた二十年前の事件。確かな腕を持つ彼が「卑怯傷」を負った理由とは。その真相が男の生き様を映し出す。『永遠の0』に連なる代表作。

なぜかほぼ全作品読んでいる大好きな作家さんで、このブログでまとも紹介してない百田さん。

百田さんも現代の売れっ子大人気作家の一人で、映像化された作品も数知れず。

元テレビの脚本家と言う部分もあって、政治的な発言や本も多い方です。

そんな百田尚樹さんと言えば「永遠の0」や「海賊と呼ばれた男」が代表作。

もちろん私もどちらも大好きな作品なんですが、その影に隠れたこの「影法師」は読んで貰いたい。

 

武士の友情物語ってだけで、ちょっと手にしにくい作品なのですが、読み始めると時代なんか関係ない位にスラスラ読み進められます。

下級武士から大出世した主人公の裏に隠された物語の真実を知った時に「永遠の0に繋がるレベルで泣いてしまいました。

macco
男の友情と献身的な振る舞いがカッコ良すぎて、あまりにいい話です。

貴志祐介「黒い家」

あらすじ
人はここまで悪になりきれるのか? 人間存在の深部を襲う戦慄の恐怖。巨大なモラルの崩壊に直面する日本。黒い家は来たるべき破局の予兆なのか。人間心理の恐ろしさを極限まで描いたノンストップ巨編。

貴志祐介さんも日本を代表するミステリー作家の一人。

個人的には名作の飛び抜けた面白さとイマイチな作品の温度差の大きい作家さんでもあります。

その中でも飛び抜けた名作の一つがこの「黒い家

 

多分日本を代表するサイコホラーと言っても良いくらいの名作なんだけど、本気で人の怖さを感じますよ。

現代の理不尽さを凄い極端に描いた様な話ですが、こんな事件があってもおかしく無いと思うほどに怖い。

きっかけはちょっとした事でも、当人には凄い重大な事であるかもしれない。

macco
描写があまりにも怖いので、ホラー読んでも平気な方は是非。

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