本屋に行くと新刊コーナーに「花咲舞が黙ってない」が並んでる。
ドラマの影響で「題名変わった?」と思いましたが、なんといきなり文庫で「不祥事」の続編が13年ぶりに登場。
「銀翼のイカロス」と共に購入したので感想をどうぞ。
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池井戸潤「花咲舞が黙ってない
あらすじ
その日、東京第一銀行に激震が走った。頭取から発表されたライバル行との合併。生き残りを懸けた交渉が進む中、臨店指導グループの跳ねっ返り・花咲舞は、ひょんなことから「組織の秘密」というパンドラの箱を開けてしまう。隠蔽工作、行内政治、妖怪重役…このままでは我が行はダメになる!花咲舞の正義が銀行の闇に斬り込む痛快連作短篇。
感想 評価8/10
あの「不祥事」で大活躍した花咲舞が13年ぶりに帰って来ました。
なんと今頃続編出すかと言うタイミングで、出して来ましたね。
そういえばこれドラマ化して、そのタイトルが「花咲舞が黙ってない」なんですね。
何気に著者の作品ではドラマからタイトルや続編が生まれるなんて珍しいです。
本作は7話からなる短編で作られております。
元々は読売新聞に掲載していたものをそのまま本にしたみたいなんですよね。
第1話「たそがれ研修」
第2話「汚れた水に棲む魚」
第3話「湯けむりの攻防」
第4話「暴走」
第5話「神方町奇譚」
第6話「エリア51」
第7話「小さき者の戦い」
いやー読み応えあって面白かったですね。
短編なんだけど初期の頃の作品の感じと違って1話が濃厚。
どんどん捻り出して、今までの作品以上のものを描き出そうとする努力が凄い感じられます。
複雑に混じり合う先に待ち構える悪の根源。
そこへ立ち向かう花咲と相馬のコンビは相変わらずなんですが、一貫して自分の想いを貫き通す狂咲の強さはとてもカッコいいんです。
この作品で驚きのサプライズキャラが登場するのですが、まさか過ぎてビックリでした。
産業中央銀行ってだけで、あれ?っと思いましたが本当に出てくるのかよ半沢。
鳥山明以来の衝撃でしたね。
メインじゃ無いので本当に真ん中と最後にちょっとだけ。
でも、存在感は凄いですよ。これだけでも読む価値あります。
これね普通に続編あったら楽しめると思うので、どうか一人でも多くの方が購入してくれて、売れまくったら考えてくれるかもですね。
将来的に合併した後の姿が見たいです。
池井戸作品に新たな可能性を感じる作品でしたね。
一緒に買った「銀翼のイカロス」もすぐ読みます。
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