「しあわせの隠れ場所」
タイトルからしてなんか幸せを分けて貰えそうな予感がして観た映画です。
最近ホラーやサイコパス系が多かったので、ヒューマンドラマを観て泣きたい気分でした。
この映画は実在のアメフト選手の実話物語らしいです。
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心温まる実話を元にした映画「しあわせの隠れ場所」感想
あらすじ
マイケル・ルイス原作のベストセラー「ブラインド・サイド アメフトがもたらした奇蹟」を映画化。サンドラ・ブロックを主演に迎え、過酷な少年時代を過ごしながらもとある家族との出会いによって才能を開花させ、NFLデビューを飾ったマイケル・オアー選手の実話を描いたドラマ。
公開:2010年
時間:128分
感想 評価8/10
タイトルからしてなんか幸せを分けて貰えそうな予感がして観た映画です。
最近ホラーやサイコパス系が多かったので、ヒューマンドラマを観て泣きたい気分でした。
この映画は実在のアメフト選手の実話物語らしいです。
可愛そうな境遇の少年マイケルを裕福な家庭を持った夫人が救ってあげる事から始まるのですが、徐々に彼の優しさや生まれ持った体格でのアメフトの才能を見出し選手として育てていく物語。
アメフトを中心として、家族の有り方や人種差別の闇の部分までを表現した作品です。
途中でマダム達の食事シーンがあるのですが、黒人差別に対するキツイ言葉を一刀両断で打ち負かす瞬間がとても痛烈で心に残っています。
アメリカ人じゃないのでその辺の実感はないのですが、白人と黒人の線引きってやっぱり辛い部分なんでしょうね。
また、息子のSJがこの映画一番の大活躍でした。
事故した瞬間はどうなるのかと思いましたが、その後はまるで野球好きのおっさんかと思う位の鬼コーチぶりで、マイケルのトレーナーとして頑張ってる姿。
大学との交渉の際にも同席して、「僕の特権は何?」「あそこはコイントスが付いてきた」などと大学の監督相手に存在感を発揮します。
父親は何でも寛大だと思うけど、あんなに家庭教師連れて来たり、免許に車にと簡単に貰える家庭は凄い生活なんだと窺えますね。
この物語のクライマックスは、最初に出てきた取調べのシーンが中盤に出てきます。
マイケルは親の寄付している学校の強化の為に育てられ、意図して大学に入らされたのではないか?と言う訳の分からない疑惑を聞かれて周りが信じられなくなります。
もちろんそんなつもりは無かったものの、マイケルは分からなくなってしまう。
それでもマイケルは道を外す事無く耐える事ができて、
「両親の出た大学だから」
と自分の希望を伝えました。
ラストシーンの大学へ入学の為に家族と別れるシーンは、一気に涙腺崩壊してしまいましたね。
ハッピーエンドで、観終わった後の心温まる感じが印象的。
何よりも親の愛情と純粋少年の気持ちに賞賛を送りたいです。
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