映画「少年メリケンサック」感想 宮崎あおいとダサいおっさんの最高にパンクな物語

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先日のソラニンを観てから「少年メリケンサック」を観たくなってAmazonプライム見たら普通にあったのでかなり久しぶりに見ました。

この映画も大好きなので5回目くらいかな?

ダサい大人が伝説のパンクバンドを再結成すると言うロードムービー的なコメディ調のヒューマンドラマ

やっぱり笑えて、胸が熱くなるこの作品の感想をどうぞ。

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映画「少年メリケンサック」

あらすじ

好きです!パンク!嘘です!少年メリケンサック、復活!!協調性ナシ&人間性崩壊の中年パンクバンドである少年メリケンサックをプロデュースすることになったお気楽OLかんな。

全く相容れない集団がミニバンに飛び乗り、暴走し続ける全国ツアーが始まった!奇才・宮藤官九郎の監督×脚本による待望の第2弾であり、宮藤官九郎のこだわりぬいたテーマが、予測不能のノンストップエンターテインメントとして遂に完成!

 

感想 評価 7/10

パンクバンド×宮崎あおい。

ドクロマークと森ガールみたいな一生出会わないであろう異質の組み合見事に形にした宮藤官九郎が描く、コメディータッチのヒューマンドラマです。

バナーの画を見ても分かる様に見事に演じきってるんですよねこの世界を。

あのあおいちゃんが、見れば見るほどに狂っていく様子が面白い。

 

パンクやメタル好きが「編み物が趣味です。」みたいな可愛い子を彼女にしたらこんなになるのかな?

それは分からないけども、絶叫系の彼女も面白い。

物語としては大手レコード会社の契約社員である宮崎あおい演じる「かんな」がネットで見つけたライブ映像から繋がる物語。

新人を発掘したつもりだったのだが、逢ってみるとそれは50歳のおっさん達だった。

昼間っから酔っ払ったり、痔を持ってたり、動けないくらい生死を彷徨った体だったりともうまともに演奏する事も出来ないバンドがレコード会社の早とちりでツアーをスタート。

恥を晒し、もがき苦しみ、苦悩の連続を共にするやつらの今と過去を描き、そこからまた立ち上がるとても勇敢なサクセスストーリーが描かれています。

 

かんなは年下のヒモみたいな彼氏と同棲してたのですが、その彼が馬鹿すぎて生き様が酷すぎるんです。

それに正直に気づけるようになって最後に一刀両断してしまうシーンが非常にパンクなんですよね。

この辺りがクドカンの上手さだと思います。

 

見る見る笑顔になっていくあおいちゃんの笑顔はとにかく素敵。

アキオとハルオの兄弟の確執も最後には上手く解決するんですね。

ライブ映像がとても面白く出来ててとても笑えます。

なぜかダサいのにカッコよく見える佐藤浩市演じるアキオ。

行動では表せないのイチイチ言葉がカッコいいんです。

この辺りも注意して映画楽しんで下さい。

夢大き大人になりたいものですね。

 

レビューもチェック

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