原田マハ「旅屋おかえり」感想 誰かの為に旅をする旅屋の泣ける話

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原田マハさんの1冊「旅屋おかえり」を読み終わりました。

「なんか優しい旅の物語かな?」と言った感じで読みはじめたら、最後にはティッシュがハンカチになる程に涙腺緩んでしまって心温まる素敵なお話でした。

感想をどうぞ。

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原田マハ「旅屋おかえり

あらすじ

あなたの旅、代行します!売れない崖っぷちアラサータレント“おかえり”こと丘えりか。スポンサーの名前を間違えて連呼したことが原因でテレビの旅番組を打ち切られた彼女が始めたのは、人の代わりに旅をする仕事だった―。満開の桜を求めて秋田県角館へ、依頼人の姪を探して愛媛県内子町へ。おかえりは行く先々で出会った人々を笑顔に変えていく。感涙必至の“旅”物語。

感想 評価8/10

あなたの代わりに旅を代行すると言う「旅屋

自分の失態で唯一のレギュラー番組を打ち切られてしまったタレント“おかえり”が挑む一筋縄ではいかない依頼。

その旅の途中で出逢う人達の言葉やその旅を通して成長していく彼女の姿がとても印象的な物語でした。

 

「私は今日、旅をしました。

あなたがもう一度旅立つ日のために」

病気で動けなくなってしまった同い年の女の子に向けて言ったこの一言。

とても胸を揺さぶられる想いが詰まってて素敵でしたね。

 

もちろん最後には一筋縄じゃいけない様な難問があるんだけど、泣かせてくれますよ

人生は何度も失敗できるし、やり直すことも簡単にできる。

幾つになっても遅いってことは、旅にも人生にもないんだね

めっちゃ深いメッセージも、造詣もないのだけど、サラッと読んで楽しみながら前を向かせてくれるとても素敵なストーリーだったなと余韻に浸ってます。

個人的にはすごい好きなお話です。

 

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