恩田陸「夜のピクニック」感想 青春の一時を思い出そう

 

恩田陸さんの2005年本屋大賞受賞作品「夜のピクニック」を読みました。

恩田さんの作品は、直木賞&2016年本屋大賞受賞作の「蜜蜂と遠雷」に続いて2作目。

どちらも素晴らしい作品でしたが、本作は青春の1ページに刻むに相応しいとても温かくて素敵な物語です。

それでは感想をどうぞ。

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あらすじ

高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」。それは全校生徒が夜を徹して80キロ歩き通すという、北高の伝統行事だった。甲田貴子は密かな誓いを胸に抱いて、歩行祭にのぞんだ。三年間、誰にも言えなかった秘密を清算するために――。学校生活の思い出や卒業後の夢など語らいつつ、親友たちと歩きながらも、貴子だけは、小さな賭けに胸を焦がしていた。本屋大賞を受賞した永遠の青春小説。

感想 評価7/10

(MIYATAKE)
「夜のピクニック?」とても不思議なタイトルで、どんな話か想像できないまま読み始めました。

その答えは歩行祭という、夜通し歩き続けて80kmの道なりを歩き通すというイベント。

高校生活最後のタイミングで、今まで打ち明けられなかった秘密を持つ二人がこの歩行祭を通して成長し、遂に秘密の打ち明けと共に心を開いてしまう。

そんな感じのお話です。

ちょっとこの秘密ってのが重いんですが、その重さゆえにどちらの生徒も誰にも知られない様に生きていました。

だけど周りからはその距離感を不思議がられていて、「付き合ってるんじゃない?」「似た者同士だね」なんて言われる始末。

事実無根ではありながらも、その真相を打ち明けられない葛藤と親友の優しさに心打たれる展開が待ってます。

 

ただただ話をしながら歩いて行くイベント。

それの中に感情の変化や葛藤が沢山あって、その描写がとても上手なんですよね。

読みやすいんですが、繊細な部分を上手く表現されてて自分もそこにいる感覚を出してくれる作者。

(MIYATAKE)
高校生活にこんなイベントあったらもっと青春出来たなぁと羨ましく思います。

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