2025年5月に買った本、読んだ本

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2025年5月に買った本、読んだ本、行った本屋さんのまとめ。

2025年5月に買った本、読んだ本

5月に行った本屋さん

  • 紀伊国屋書店 梅田本店
  • 柳正堂書店 甲府昭和イトーヨーカドー店(山梨)
  • 無印良品 イオン橿原内の書店

本屋に行く機会も減り、滞在時間も減り、買う本も減る最近の傾向。

読書欲も減ってしまっている感もあるので、またそのうち増えるでしょう。

 

購入した本

瀬尾まいこ「ありか」

寺地はるな「そういえば最近」

今村翔吾「童の神」

Casa BRUTUS(カーサ ブルータス) 2025年 6月号 [万博と建築

THE BAND(1)

ふたりソロキャンプ(20)

アオのハコ(20)

読んだ本

瀬尾まいこ「ありか」

あらすじ
​母親との関係に悩みながらも、一人娘のひかりを慈しみ育てる、シングルマザーの美空。
義弟で同性のことが好きな颯斗は、兄と美空が離婚した後も、何かと二人の世話を焼こうとするがーー。 

評価 8/10

人なので感情で助けたいって思う時あるんだよね。

優しくされることに慣れていないと、そんな時どうしたら良いかわからない場合もあるけど、「ありがとう」の一言でいいと思う。

そんな瞬間が沢山ある物語。きっと自分も困ってる誰かに手を差し伸べて、背中を押してあげたくなる作品。

 

島本理生「天使は見えないから、描かない」

あらすじ
​弁護士の永遠子は33歳。結婚3年目の夫と問題のない関係性を保ちながら、18歳年上の実の叔父・遼一としばしば逢瀬を重ねている。
しかし信じていた夫が浮気相手を妊娠させ離婚し、その後、惰性で付き合った若い恋人とも別れてしまう。
子供の頃から抱く自らの叔父への歪な欲望に向き合った永遠子が気付いた唯一無二の愛とは。 

評価 5/10

18歳差の叔父との恋愛。

わたしにはリアルすぎて感情移入できずに終わったけども、島本さんの文章が上手すぎて人を好きになる気持ちって自由なんだよなと最後には思ってしまいます。

実際に18歳差の姪がいるわたしには受け付けなかった…。

 

西尾潤 「マルチの子」

あらすじ
​「磁力と健康セミナー・無料開催」
それは地獄への扉だった――。
認めてほしい。ただその一心で始めただけなのに、どうしてこんなことになってしまったのか。
マルチ商法にはまった女性の“乱高下人生”をリアルに描いたノンストップサスペンス! 

評価 6/10

巷でよく聞くマルチ商法を題材にした小説。

これでだけ注意喚起されていてもなぜ人はハマってしまうのか?という心理状況までも描かれた作品で、主人公はじめ周りの人間がマルチに落ちていく様が非常にリアルです。

認められたい一心で借金をしてでも売り上げを無理やり達成して登っていく姿は、本当に周りが見えなくなってるんだなぁと思ってしまいます。

自分や周りへの注意喚起も含めて人にお勧めしたい作品です。

 

今村翔吾「童の神」

あらすじ
​平安時代「童」と呼ばれる者たちがいた。彼らは鬼、土蜘蛛……などの恐ろしげな名で呼ばれ、京人から蔑まれていた。
一方、安倍晴明が空前絶後の凶事と断じた日食の最中に、越後で生まれた桜暁丸は、父と故郷を奪った京人に復讐を誓っていた。
そして遂に桜暁丸は、童たちと共に朝廷軍に決死の戦いを挑むが――。
差別なき世を熱望し、散っていった者たちへの、祈りの詩。

評価 7/10

日本の妖怪と称される鬼や天狗などの差別され虐げられた民の物語。

迎え撃つは、源頼光とその四天王と呼ばれる4名がメインに陰陽師 安倍晴明なんかも出てきます。

これすごく面白かったのが、普通は朝廷側の視点で描いて討伐して終わりなんだけど、この作品は討伐される側の視点で描かれているんですよね。

今まで何も疑問に感じなかった日本の昔話の裏側が知れるというか、考えるきっかけになります。

 

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