東野圭吾さんの2018年の新刊が発売となりました。
今年、映画上映決定のラプラスの魔女の少し前の話を綴った「魔力の胎動」
ラプラスの魔女が文庫になったばかりで、映画ももうすぐ上映とと言う事でかなり話題の作品。
あらすじや感想とともに少しネタバレも紹介しましょう。
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東野圭吾「ラプラスの胎動」
あらすじ
感想 評価7/10
魔力の胎動と言うタイトルの通り、魔女が生まれる前の話になってます。
事前情報は無かったのですが、今回は短編で区切られた連載小説。
4章までが連載作品で、5章目のラプラスの魔女に繋がる話だけ書き下ろしだそうです。
全5章の300ページなので、2~4時間あれば軽く読めるライトな感じ。
「ラプラスの魔女」羽原円華が軸となってるのですが、主人公の視点ではなく物語のサブで出て来て別目線で活躍するサイドストーリー形式です。
第1章 風に向かって飛べ
東野さん得意のスキージャンプの話。
引退間近のベテラン選手と鍼灸医の主人公ナユタ。
ジャンプを研究する流体工学の研究をする筒井先生の元を訪ねてきた羽原円華がジャンプに興味を持った事で出逢った4人。
羽原円華の不思議な力で、ベテラン選手の最後の試合の行方は?
第2章 この手で魔球を
鍼灸師ナユタの患者である、プロ野球選手 石黒の元を訪ねてきた筒井先生と助手で付いてきた羽原円華。
ナックルボーラーとなったピッチャーの球を研究する傍ら、相談されたナックルボールを受けるキャッチャーの後継者の話。
すっかり自信をなくした後継者キャッチャーは、再びナックルボールを取る事が出来るのか?
第3章 その流れの行方は
鍼灸師ナユタのが再開した旧友の話で出て来た恩師の子供に起こった不幸。
偶然その子が転院したのは、羽原円華の父の病院だった。
事故の結末に悩む恩師。植物状態の息子は助かるのか?
第4章 どの道で迷っていようとも
鍼灸師ナユタの患者の一人であるピアニスト。
目が見えない彼のパートナーが先日自殺してしまった。
その事で相談を受けるナユタ。
偶然、羽原円華からそのピアニストの話が出て来て、事件の真相を探る事に。
果たして事件の行方は自殺だったのか?
そして、ナユタの過去とは?
第5章 魔力の胎動
赤熊温泉の事故調査を依頼された地球科学専門の青江。
彼がこの事件に呼ばれるきっかけとなった、3年前に調査した灰堀温泉での事件の話。
最後にラプラスの魔女に繋がる物語です。
とても簡単にあらすじと言うか、物語の展開を紹介しました。
どれも羽原円華が現れて、不思議な力によって皆を驚かせます。
読んでるとまるでガリレオ先生みたいな話なんだけど、それとはまた違った魅力のあるキャラクター達。
短編なのに東野さんは切れ味鋭い起承転結があって、濃度がとても濃い話ばかり。
正直本編よりもこっちの方が良いのでは?と思うレベル。
ラプラスの魔女は、そんなに好きな話じゃ無かったけど、これを読んだからまたしっかりと読みたくなりましたね。
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