辻堂ゆめさんの「あの日の交換日記」を読みました。
交換日記で描かれる7編の短編からなるミステリー小説です。
一風変わった作品ながらも、衝撃のラストが待っていてとても面白いお話でした。
感想やレビューをどうぞ。
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辻堂ゆめ「あの日の交換日記」を読んだ感想 心に残った名言
辻堂ゆめ「あの日の交換日記」あらすじ
気鋭の若手ミステリ作家が記すのは、驚くべき仕掛けとその後訪れる感動。
感想 評価7/10
本屋さんで激推しな1冊だったので、気になって購入しました。
初めましての辻堂さん。
1992年生まれの東大卒だそうです。
交換日記と言うちょっと懐かしいタイトルの短編ですが、7編全てが交換日記形式となってます。
先生と生徒だったり、友達同士、親と息子、上司と部下、夫婦など様々。
各話にきちんとオチがあり、それが全て繋がって最後の話で・・・。
まさかの展開にちょっと驚きがありましたね。
ネタバレになるから全然書けないのですが、ざっくり言って温かいミステリー作品です。
どんな人に、なろうかなー。
ストーリーに驚きがありつつも、メインの話はとても温もりがあって、人と人との繋がりが優しさを感じました。
こんな時代に交換日記?って感じで読み始めたのですが、こんな時代だからこその人の気持ちが詰まった物語なんだと思います。
井上先生みたいな先生がいると、生徒も学校が楽しいでしょうね。
この小説は読んでてミステリー臭がしないのに、しっかりと期待を裏切ってくれた展開と伏線回収の素晴らしさ。
必ず2回目読みたくなる作品です。
短編なんだけど、しっかりと作り込まれてるので単行本だけど読む価値あります。
本性を隠すことも、さらけだすことも、自由自在にできます。
相手を癒す薬にもなれば、心臓をえぐるナイフにもなります。
とりあえず他の作品が気になるので、また読んでみたいと思いますね。
印象に残った言葉
内容がどうであろうと、手書きの文章の中には、相手への愛が絶対的に存在するのだと
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