今年はようやくフジロックに行くと言う小さな夢を達成致しました。
ライブ自体は10数年間、洋楽、邦楽共に参加し、サマソニなどのフェスにもずっと参加してたのですが、フジロックだけは遠いし、不便だし、手軽じゃなかったんですよね。
でも、今年は最高に観たいバンドが登場すると言う事もあって、最終日だけ参加してきました。
- フジに行ってみたいけど実際にどんな感じ?
- 費用は幾ら掛かるの?
- 結局楽しいの?
こんな方に向けた実際に行ってみた感想です。
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フジロック2018に初心者が大阪から参加した感想
フジロックに今まで参加しなかった理由
多分フジに行ってみたいけど、実際に行けてない方って多いと思います。
- 遠いし、不便な立地
- 雨が心配だし、装備が大変
- ヘッドライナーまで観ると、日帰りが出来ない(新幹線が無くなる)
- 泊まろうと思っても、簡単に宿が取れない(抽選での予約制)
- 駐車場も簡単に取れない(オフィシャルの場合、抽選での予約制)
- 他のフェスよりも、めっちゃ金掛かる
私の場合は、仕事の都合上なかなか複数日間行くことが出来ないので、「1日だけ行ってもなぁ〜」と思ってました…。
それに大阪から行くとなると時間も費用も結構掛かります。
このままだと一生行けないまま終わりそうだったので、今年の観たいラインナップが日曜に集中したのも手伝って1日だけ参加しました。
大阪から行くまでの道のりと時間
日曜日に行くのですが、出発したのは前日の土曜日の夜。
事前に準備しておいて、仕事が終わってから、シャワーを浴びて出発しました。
道のりとしては主に3パターンあり、
- 名神→新名神→伊勢湾岸→新東名→東名→圏央道→関越道を経由しての関東経路
- 名神→中央道→長野道→上信越道→関越道を経由しての長野経路
- 名神→北陸道→関越道を経由しての新潟経路
全部仕事で通ったことがありますが、渋滞やトラックの多さで距離の近い1は却下。
3に関しては、一番遠いので却下。
今回は2のコースを選ぶことにしました。
大阪市内から苗場まで約630km。7時間コースです。
- 19:00出発~ 名神吹田より高速道路に乗ります。
- ~0:30 関越道の手前の甘楽PAで車中泊。(苗場まで130kmほどの地点)
関越道に入ると一気に車が増えるので、上信越道のPAで寝るのがオススメです。
この日は台風の影響がモロに群馬に遭って、暴風と雨音が凄すぎて、全然寝れませんでした…。
しかも、晴れ予報だった苗場までもかなり土砂降りで、テントが崩壊してる様子です。
一瞬中止?ってドキドキしましたが、とりあえず向かう事にしました。
- 07:30~ 甘楽PA出発~赤城高原SAで朝食を購入
- 08:30 月夜野IC下車〜下道で苗場へ
- 09:10 苗場スキー場のシカ駐車場到着(会場まで1.9km地点)
駐車場は苗場スキー場のもので事前に予約出来る所でしたが、徒歩20分と距離はあります。
ちなみに空いてない場合は、越後湯沢駅のコインパーキングに駐車してシャトルバス(会場まで40分+待ち時間)で来ないといけません。
駐車場では車中泊も可能(エンジンはOFF)なので、車中泊で静かな所で寝たい人にはピッタリです。
実際に会場まで歩いてみた感じ
駐車場から会場までの道のりです。
傾斜がある坂道なので、行きはめちゃくちゃ楽でした。
これから始まるワクワク感が余計に足を早めてくれましたね。
徐々にスキー場の街らしき雰囲気が出てきて、宿も沢山あり、バスも沢山やってきてフェスの感じが出てきます。
周りに宿が沢山あるので、この辺りに宿泊できるのなら泊まりでのんびりとフジロックを楽しみたいですよね。
10分くらい歩くと結構道行く人が溢れてきて、いよいよフェスの会場って感じの雰囲気です。
駐車場から1kmくらいは少し寂しいですが、そこを過ぎると街は賑わってるのでそんなに苦じゃ無い距離だと思いましたよ。
会場に到着
リストバンドを交換
リストバンドを送って貰える早割チケットもあるみたいなのですが、私のはそれではないので、チケットを持って行ってリストバンドに交換します。
グッズ売り場
横にはアーティストのグッズとオフィシャルグッズが売られてるエリアがあります。
フジのアーティストグッズって、ほぼ良いの無いのでスルー。
オフィシャルは売り切れ続出だったので、こちらもスルー。
結局3日目って不利ですよね…。
テントエリア
入場口手前の左手には、テントエリアが丘に広がってます。
テントサイトなら、1日でも3日でも1人3000円なので、非常にお得ですが、雨が降ったらかなり過酷なサバイバルになるのでキャンプに慣れてない方は、よく考えた方がいいでしょう。
いよいよ入場
それでは、リストバンドを装着してあのゲートを通ります。
通る瞬間にリストバンドに入ってるチップをかざすと”ピッ“と音が鳴る仕組みみたい(偽物対策かな?)
これを思うと、個人売買は要注意ですよ。
5分ほどで会場の分岐点となる小さな橋に到着。
OASISと言う一番大きな飲食エリアと、レッドマーキーというテントステージが左手にあります。
グリーンステージ(一番大きなステージ)
そのまま真っ直ぐ歩くと、フジロックのメインステージとなるグリーンステージが登場。
幅は広いし、後ろは丘になってるので、後ろからでもよく見える広大なステージです。
(人が入ってる昼間はこんな感じになってます)
ステージ両脇には、どデカイモニターもあるので後ろからでもしっかりとアーテイストのライブの様子が見えるんです。
混雑してない時には、後ろは椅子やシートを敷いての観覧も可能なので疲れた時やまったりと楽しみたい方には最高です。
グリーンステージ~ホワイトステージの道のり
会場の至る所にあるお店。
お店の数でも、売ってる物の多彩な感じを見てもフジロックの歴史のすごさを感じます。
メインのグリーンステージから、2番目に大きなホワイトステージの移動は写真の様に空いてる状況なら走れば5分程度。
夜のヘッドライナーの時間帯になると、道が見にくくなり、人も混雑してくるので10~15分は余裕を持っておくと良いでしょう。
ステージが終わってからの移動となると、30分位掛かる時があります。
見たいアーティストが被る場合は、なるべく早めの移動がオススメです。
キッズランド
ホワイトへの道のりの中にキッズランドという子供向けのアトラクションがあります。
昼間は親子連れでいっぱいになってましたよ。
ところ天国
川べりにある休憩所。
まったりとあそぶにはぴったりな場所。
夜には映画の上映などもあるみたいです。
美味しそうなカレー屋さんやうどん屋さんがありました。
よく写真で見る川で遊んでる風景です。
渓流ならではの気持ち良さがあります。
ホワイトステージ(2番目に大きい)
こちらが第2の大きさとなるホワイトステージ。
約15,000人入るらしいですが、思ったよりもコンパクトでした。
(夜の前方より)
モニターは一番上に1つだけで、結構縦長のステージなので、前方に行った方が圧倒的に見やすかったです。
ホワイトステージ~フィールドオブヘブン
苗場を散策できる苗場の方々が作った手作りの道。
グリーンステージ~フィールドオブヘブンまで、約2kmの道のりがあるみたいです。
ステージ終わりの帰り道は、激混みになるので要注意です。
こんな感じで可愛いペイントがあったり、
突然Aviciiが眠ってたりました。
自然溢れる道のりですが、濡れてたら滑りやすいのでフジはスニーカーは厳禁です。
木道亭
道の途中には写真で見た事のある「木道亭」と言うステージがあります。
こんな感じでまったりと、どこでも気軽に音楽と触れ合えるのが、フジロックの楽しみ方なんだなぁと思いました。
もう楽しすぎますよ。
フィールドオブヘブン
そんな森の奥地に辿り着くと最奥ににあるステージである、フィールドオブヘブンに到着。
約5000人収容のステージですが、こちらもまったりと音楽が楽しめる空間です。
モニターはありませんが、どこからでも見る事ができるので開放感があって最高です。
ステージの後ろにはこんな感じで、屋台やお店があります。
ステージ毎に食べ物があるのがフジロックの嬉しいところです。
アンフェアグランド
20周年の今回限定でイギリスのグラストンベリーから持って来られたと言うアトラクションゾーン。
朝一のなにもやってないタイミングしか来れてないので、どんな事が起こってたのか分かりませんw
座って寛いだり、雨を避けるのには最高のテントでした。
こんな感じで、奥地は人が少ないのがポイントです。
Café de Paris
こちらはパリのキャバレーをイメージして作られたテント。
中ではポールダンスなどのショーをお酒を飲みながら楽しめるらしい。
この辺りは道の舗装がなくて、雨降るとかなり足場が悪くなるのでトレッキングシューズよりも、長靴がオススメです。
フィールドオブヘブン~Gypsy Avalon
フィールドオブヘブンからの帰り道にある小さなステージGypsy Avalon。
山側の坂を登りながら、奥地に向かって歩きます。
途中小石の多い道があるので、絶対サンダルはやめた方がいいですよ。
Gypsy Avalon
丘に向かって野原の中に作られた素敵なステージ。
初日にはなんと片平里菜ちゃんのステージに細美さんと、TOSHI-LOWさんが登場したそうだ。
ゆる〜くサウンドを奏でる感じで、まったりと座って楽しむのが心地良い感じです。
ホワイトステージ~グリーンステージ
ボードウォークを歩くと、ステージ終わりなら激混みするのでやめた方がいい。
OASIS
フジロックの会場で最大の食事処であるOASISはいつも激混み。
グリーンステージの横にあるので、特に転換中は混みます。
人気の苗場食堂は常に行列でした。
会場内にもステージがいくつかあるので、夜は至る所で音が鳴り響いています。
フジロックって、ステージの演奏が終わっても、深夜枠も非常に多いので、オールナイトで楽しめるのが凄いですよ。
レッドマーキー(3番目のステージ)
会場唯一のテントステージがレッドマーキー。
こちらは5000人ほど収容可能だそうで、雨の時の逃げ場となります。
フジは開放感の多いステージばかりなので、ライブハウス感のあるバンドは、レッドマーキーで見るのが良いですね。
PAの後ろとかで見ると、モニターも無いので肉眼では結構厳しいレベル。
前方に行けばこの通りよく見えました。
各ステージ間の距離
入場ゲートから
- グリーンステージ 5~10分
- ホワイトステージ 10~15分
- レッドマーキー 5分
- フィールドオブヘブン 15~20分
グリーンステージから
- ホワイトステージ 5~15分
- レッドマーキー 5~10分
- フィールドオブヘブン 15~20分
各ステージが終わった後の混雑時や人気アーティストの被りなどの時間になると、上記以上の時間が予想されます。
なるべく早めの行動がオススメです。
フジロックの持ち物
- チケット
- レインウェア(雨よけ・気温調整)
- 折りたたみ椅子
- リュック(26L)
- トレッキングシューズor長靴
- ヘッドライトor懐中電灯
- 虫除けスプレー
- 虫刺され薬
- 日焼け止め
- ハット
- レジャーシート
- ティッシュ
- ウェットティッシュ
- 防水スマホケース
- 絆創膏
- 腕時計
- サングラス
- 着替え
- 大きめのゴミ袋
掛かった費用
- チケット1日券:20,000円
- 駐車場:2,500円
- 高速代(吹田~月夜野):8,780円(ETC休日割)
- 高速代(月夜野~吹田):8,470円(ETC深夜割)
- ガソリン代:15,000円(ハイオク164円)
- 食費:2,000円
合計:54,250円
車中泊なので、ホテル代が掛からない分に安く済ませられます。
暑くなかったので想像以上に水分が要らなかった分安くなりました。
初めてのフジロックで思った事
山の天気は目まぐるしい変化
正直天気予想なんて意味ないんじゃ無い?って位外れてましたよ…。
あまりに晴れたり、土砂降りだったりで、とにかく寒かったり、暑かったりと体が辛い状況。
ゴアテックスのカッパを着込んでましたが、それでも寒いので100円カッパとかだとかなり可哀想な状況になります。
晴れ予報でも信じずに雨具の装備は必ず持っていきましょう。
フジならポンチョよりも、上下別のレインウェアがオススメ。
足元は防水のトレッキングシューズを推奨
とにかく歩いたフジロック。
1日でなんと35,000歩も歩いてるんですよ。
距離にして20kmとかなので、もう足が辛い状況です。
1日雨じゃなければ歩きやすい登山用のソールのしっかりとしてトレッキングシューズがおすすめです。
サンダルとかスニーカーだと話にならないし、長靴もソールが柔らかいので、長距離歩くにはきついと思います。
フジロックに行くには、装備だけはきちんと整えた方が快適に過ごせます。
みんな履いてる野鳥の会は、インソールをしっかりした物入れれば履き心地良くなります。
折りたたみ椅子は絶対あった方がいいよ
もう疲れたって時には座りたくなるのですが、雨降ってるとシート敷いてもお尻が濡れます。
そんな時にいつでも活躍するのが折りたたみの椅子ですね。
今回これ用に買いましたが、持っていかなきゃもう終わってたなぁと感じました。
朝9時~夜の0時まで居るので、トータル15時間も休憩しないと体がしんどい。
足が棒になるので、椅子に座って一息ついて寝る位がちょうどいいです。
会場内でも一番多かったですが、実際に座り心地もかなりいいのでヘリノックスはオススメ。
常にどこでも音楽が流れているので幸せ
フジって凄いよなぁーと思ったのが、深夜まで音が鳴り止まないので音楽が好きな人ならほんとに最高の空間だと思う。
常にどこかで新しい音に出逢えるし、アーティストとの距離も近いし、凄く心地いんですよ。
自然と触れ合えて、これだけ世界の音楽が流れる雰囲気は、都市型のサマーソニックにもないフジだけの特徴ですよね。
初めて言って一番感じた事ですね。
とにかく新しい音楽に触れられて楽しかったです。
野外でも音圧がすごいので、耳栓はあった方がいいですよ。
食べ物の充実度がすごい
どこ行っても美味しそうなものばかりだし、目移りするくらい食べたいものばかりが揃ってます。
あまりフェスのご飯って期待してない事が多いけど、フジロックって歴史が古いだけあって、この辺りの競争も多分凄いんだと思う。
3日間いれば食べたい物いっぱい食べられて、最高だろうなと思いました。
まとめ:行かないと後悔する最高のフェス
マジで10年早く行けてたら、こんなに楽しい空間をもっと楽しめたんだけど…ってくらい後悔しています。
サマソニも世界の音楽を聴けるんだけど、やっぱり手軽な都市型とは違う自然の空間の雰囲気や楽しみ方がありますね。
ストリーミングでは分からない空気感だったり、ライブならではのドラマだったりと本当に特別感がありましたよ。
迷うくらいならチケット買って行きましょう。
見える景色の素晴らしさに圧倒される、世界一素晴らしいフェスです。
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