漫画「君たちはどう生きるか」感想 忘れてた大事な事を思い出す1冊

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去年大ベストセラーの漫画版「君たちはどう生きるか」を読みました。

あまりにもプッシュされすぎてて敬遠しておりましたが、読んでみると「なんで早く読まなかった?」と思う位に改めて学ぶ事が多かった。

時代背景は違えど、人間の本質は変わらないので、根本に持つべき考え方は揺るがないのだろうと思うのです。

感想をどうぞ。

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漫画「君たちはどう生きるか」

内容

知的好奇心旺盛な少年「コペル君」と、彼を亡き父親の代わりに見守る教養ある「おじさん」。

そんなふたりの心温まるやりとりを通じて、生きる意味を平易に、深く説いた児童向け教養小説の古典が初めてマンガ化された。刊行直後から話題を呼び、現在も途切れなく部数を伸ばしている。

「原著は幼いころからの愛読書で、池上彰さんや宮崎駿さんといった錚々たる方々に愛されていることも知っていました。ですが企画の直接のきっかけは、身近にいた20代や30代の若い編集者にも愛読されていたからなんです。世代を超えて読み継がれている良書をマンガ化すれば、より広い読者に届くのではないかと考えたんですね」(担当編集者)

原作に「ノート」として挟まれるおじさんからコペル君への助言は、あえてマンガ化せず、テキストとして掲載。〈ものの見方について〉〈真実の経験について〉〈人間の悩みと、過ちと、偉大さとについて〉といった深遠なテーマについて、原作同様、読者自身に自分の頭で考えさせる本として仕立てられている。

 

感想

本書は1937に出版された児童小説がなんと80年の歳月を超えて漫画化されたのである。

80年前の書籍がこんなに売れるって信じられなかったし、どうせ古いんだろうなと思って敬遠してました。

何度か書店で立ち読みしてたんだけど買わずにいた。

でも、気になる指数が高すぎて、結局買ってしまったのだ。

 

買って思ったのは、世の中は変わっても人間の考え方や悩みは今も昔も変わらない。

原作にどれほど忠実なのかは分からないけども、人間の本質を突いた書であることはな違いないと思う。

有名思想家の本もそうである様に人に、響く言葉を残してる人は偉大であるのだ。

感銘を受けた部分を抜粋します。

 

常に自分の体験から出発して正直に考えてゆけ

頭の中だけに閉じ込めてるものに意味はない

自分が正しいと思ったことは、ごまかしたりせず行動に移す

君自身が生きてみて、そこで感じた様々な思いをもとにして、はじめて、偉い人たちの言葉の真実も理解できる。

 

数学や科学を学ぶ様に、ただ書物だけを読んで、それだけを知るというわけにはいかない。

だから肝心なことは、いつでも自分で本当に感じたことや、真実心を動かされたことから出発して、その意味を考えて行くことだと思う。

 

僕たちは、自分で自分を決定する力をもっている

人間である限り、過ちは誰にだってある。

そして、良心が痺れてしまわない以上、過ちを犯してしまったという意識が、僕たちに苦しい思いをなめさせずにはいない。

しかし、コペル君、お互いに、この苦しい思いの中から、いつも新たな自信を汲み出してゆこうではないか。

正しい道に従って歩いてゆく力があるから、こんな苦しみもなめるのだと

 

言葉の力を再確認して、新ためて自分に問いたくなる1冊との出会いでした。

分かりやすく展開されていて、中学生位からでも理解しやすい内容となっているので、これを読んで行動を起こす子が居てもおかしくないでしょうね。

もちろん大人にも凄く響く物語の性のある展開力と、人を動かす力を持ってるので、80年の月日を超えて現代にリメイクされたのでしょう。

改めて原作を読んでじっくり考えたいと思う1冊。

ものの見方を改めて、考え自体をもっとフラットに持って、思考停止しない様に生きていかないとと思い知らされました。

 

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