ここ数年一番聴いてる邦楽バンドって何だろう?と思い返すとiPodで恐ろしい回数聴いてる『きのこ帝国』の名が出てきた。
出逢うのも遅かったからこそ、見つけてしまってからは何度も何度も無限リピート状態に陥ってしまった思い出がありました。
唯一無二の世界観と言うか、曲の表現力や歌詞の世界観が恐ろしくあの頃の情緒にピッタリだったんだと思う。
初期の頃の気だるさや刺々しい歌詞の感じも、今のPOPなのにどこかひねくれた浮遊感のあるサウンドはなかなか他のバンドでは出会えない魅力が詰まってます。
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きのこ帝国
メンバー
2007年結成の4人組ロックバンド。
・佐藤千亜妃(ボーカル/ギター)
・あーちゃん(ギター)
・谷口滋昭(ベース)
・西村“コン”(ドラム)
2012年にインディーズでデビュー。
2015年にはメジャーデビューとなる1stアルバム『猫とアレルギー』発売。
音楽性は初期の頃はシューゲイザーやポストロック的なサウンドで独自の世界観を上手く表現する作品が多かったが、メジャーデュー後は少し明るいサウンドに変わっている。
おすすめ曲
ユーリカ
めっちゃダークなシューゲイザーサウンドが襲ってくる。ヘッドホンで聴いて欲しい。
1stフルアルバムとしては、全編通して完成度の高い作品です。
こんなに暗くてディープなサウンドが日本のフェスで鳴ってる姿が革命的。
心から応援したいバンドが現れたと思いました。
WHIRLPOOL
シューゲイザーらしさを前面に感じる名曲。
覇音のシャワーを浴びながら、ライブはめちゃくちゃカッコいい映像です。
夜鷹
初期のダークさの象徴的な曲。
生きていることを苦しんでいるが、しかし
生きる喜びという
不確かだがあたたかいものに
惑わされつづけ、今も生きてる
この曲の歌詞は本当にどう言う心境で出来たんでしょうね。
夜が明けたら
初期のきのこって本当に暗い。
だけどもこの闇の部分になぜか惹かれてしまい、もっと聴きたくなる非情さがあって沼にはまっていく感覚。
もう歌詞の世界観が破滅に向かってるんだけど、救われた気分になるのは何故だろう?
絶対に一般受けはしないけど、この世界にハマる人も多いはず。
海と花束
名曲「海と花束」
過去の2枚と比べると歌詞や曲調に変化が現れ、良い意味で広がっていくバンドの音。もっと大衆に知って貰い易いサウンドになっているのだけど、らしさは消えてない1枚です。
猫とアレルギー
メジャー1stアルバムで一気に雰囲気の変わる優しい曲を披露。
賛否ある変化だったのですが、この優しい雰囲気は昔の暗さと比べても面白い変化だと思います。
POPになったアルバムですが、メジャーでやるなら大衆ウケも必要ですからねw
東京
祝メジャーデビューとなるとこんなサウンドになるんだと思った1stよりもらしさの光った2ndアルバムのリード曲。
歌詞は明らかに年齢と共に変わって行ってるのですが、音の進化は止まらない。
邦楽ロックバンドでは異端な存在ではあるのだけど、ほんとに売れて欲しい。
怪獣の腕のなか
タイトル何?と思うでしょうが、凄く儚くて切ない曲。
温もりを感じながら歌詞をかみしめたい様な世界観が漂ってます。
桜が咲く前に
春に聴きたくなる桜のキーワードに出会いと別れを印象付ける歌詞。
アルバムの中でもきのこ帝国らしい面を残しながら、前に進んでる様な進化するバンドの一曲。
泣けてきます。
ありふれた言葉
アルバムの中でも凄く好きな一曲です。
その一言で生きてゆける
ありふれた道でもいい
いざ 進んで、進んでゆこう
もうこの歌詞に救われました。
クロノスタシス
この曲無しでは語れないほど、アルバムの中で光る1曲。
ノスタルジーな世界観は唯一無二です。
疾走
https://youtu.be/2uA3qwuQDc8
このアルバムで際立った存在の一曲です。
こんな曲がもっと聴きたいんだよね。
Telepathy/Overdrive
https://youtu.be/Qm0tecPKI-0
アルバムを締めくくる最高にかっこいい曲。
「疾走」からの流れがこのアルバム一番の盛り上がりです。
愛のゆくえ
去年の邦楽No.1アルバムだった「愛のゆくえ」
シングルカットされた曲はいまいちだったが、アルバム収録曲は抜群に良かった。
去年のライブのラストで披露されたこの曲は特に印象強い。
今年のワンマンで全曲聴ける事だけが楽しみです。
映画素晴らしかった。
歴代アルバム
インディーズ1stアルバム「渦になる」
インディーズ2ndアルバム「eureka」
インディーズ1stE.P「ロンググッドバイ」
1stアルバム「フェイクワールドワンダーランド」
2ndアルバム「猫とアレルギー」
3rdアルバム「愛のゆくえ」
4rhアルバム「タイム・ラプラス」
セットリスト<2018/04/14 BIG CAT>
- MAKE L
- ユーリカ
- 海と花束
- WHIRLPOOL
- クロノスタシス
- 猫とアレルギー
- スカルプチャー
- 退屈しのぎ
- ハッカ
- 風化する教室
- 疾走
- &
- 怪獣の腕のなか
- 桜が咲く前に
- 愛のゆくえ
- 夜が明けたら
- クライベイビー
- 東京
- 夢みる頃を過ぎても
- 国道スロープ