最近また珍しく湊かなえさんの小説を数冊買ったので読み始めました。
先月読んだ「Nのために」に続く今回は、結構有名な作品らしいリバースを読みました。
湊さん流大どんでん返しミステリーで、度肝を抜かされたので感想をどうぞ。
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湊かなえ「リバース」感想
あらすじ
感想 評価6/10
そう来たか!と予想外の展開にドキドキする正直とても驚いた作品。
とあるきっかけを元に命を落としてしまう友人。
その真相を誰かが暴こうと後ろから迫って来ている状況で、その友人の死のきっかけを作ってしまった主人公も同じく事件の真相を探っていく。
本当は仲が良かったと思っていた亡き親友の事を何も知らない事に気づかされながら、事件の真相に迫っていく姿が伏線がありつつも安っぽいドラマ仕立てw
なんか序盤から引き込まれた割に途中から何だか肩透かしを食らった。
なんかズルい展開だよね。
大体過去のアルバムが出て来た時点で、適当に話は誤魔化せて、道筋が作り直せるんですよねw
そんな読者の気持ちも知らず、真実にたどり着く主人公。
その先にあるラストの展開があまりにも衝撃でした。
多分物語はここから始まったんだよねと思ってしまう展開。
嫌いではないが、めちゃくちゃ好きにもなれないお話でした。
ミステリーとしては中の下といった感じだけど、作品の構成はオチの為にあるので優秀でしょうね。
全然関係ない所で唯一共感できたのが、人の存在を色に例えた話。
ふと言語化できない様な想いを言葉に出来た瞬間ってなんか嬉しいです。
本を読みたくなるのって、いつもこの気持ちがあるかもって思いますね。