[2026年版]瀬尾まいこ おすすめ10作品ランキング紹介(新作随時更新)

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本屋大賞を受賞して話題になった元教師で作家になった瀬尾まいこさん。

ちょっぴり変わったテイストのほっこりする家族や人間模様を描くのが上手い作家さんなのですが、本当にどの作品も悪い人が出ないので読んでて気持ちがいい話ばかり。

そんな瀬尾まいこさんの作品の中で、特にお勧めな10作品をランキングで紹介します。

瀬尾まいこ おすすめ10作品ランキング紹介

10.おしまいのデート(2011年)

あらすじ
中学三年生の彗子は両親の離婚後、月に一度、父の代わりに祖父と会っていた。公園でソフトクリームを食べ、海の見える岬まで軽トラを走らせるのがお決まりのコース。そんな一風変わったデートを楽しむ二人だったが、母の再婚を機に会うことをやめることになり……。表題作のほか、元不良と教師、バツイチOLと大学生、園児と保育士など、暖かくも切ない5つのデートを瑞々しく描いた短編集。

評価 6/10

デートって言うと恋人とするものと思うでしょうが、この本は孫とおじいさん、先生と生徒、男子学生同士など、??と思ってしまうシチュエーションのデートを並べた短編集。

読み始めた時はちょっと不思議な関係も、読み終わったら涙が流れるような素晴らしい物語に仕上がってました

瀬尾さん独特の会話のテンポは、短編でもバッチリハマります。

2話目の「ランクアップ丼」読むだけでもこの本の価値がありますね。

 

9.僕らのごはんは明日で待ってる(2012年)

あらすじ
兄の死以来、人が死ぬ小説ばかりを読んで過ごす亮太。けれど高校最後の体育祭をきっかけに付き合い始めた天真爛漫な小春と過ごすうち、亮太の時間が動きはじめる。やがて家族となった二人。毎日一緒に美味しいごはんを食べ、幸せな未来を思い描いた矢先、小春の身に異変が。「神様は乗り越えられる試練しか与えない」亮太は小春を励ますが……。

評価 7/10

4編の短編からなる、高校から社会人までの2人の恋愛の話。

タイトルからは想像できない展開だったのですが、やっぱり瀬尾さんワールドは見事に人の気持ち闇の底から救ってくれます。

本当に会話のテンポと出てくるワードがツボすぎて、こんな暗い気分になったのに笑えますからね。

明日のご飯を想像しながら、日常の尊さと当たり前に感謝していきましょう。

思い描いてた未来のいくつかを手放したはずなのに、目の前にはこんなにもたくさんのものが芽吹いている

 

8.掬えば手には(2022年)

あらすじ
大学生の梨木匠は平凡なことがずっと悩みだったが、中学3年のときに、エスパーのように人の心を読めるという特殊な能力に気づいた。ところが、バイト先で出会った常盤さんは、匠に心を開いてくれない。常盤さんは辛い秘密を抱えていたのだった。だれもが涙せずにはいられない、切なく暖かい物語。

評価 8/10

レモンイエローの装丁が素敵な優しさに満ちた作品でした。

読み終わった後に書いてるけど、じんわりと温かくなった心が満たされてる感じが最高です。

特に自分に取り柄がなくて、自信がないと思ってる様な方には、これはすごく響く内容だと思います。

存在意義って自分が思ってるよりも、周りのみんなは知っているんだよ。

読みながら自分にもって思えるし、きっと背中を押してくれる作品。

 

7.君が夏を走らせる(2015年)

あらすじ
金髪ピアスでろくに高校も行かずふらふらしている俺が、先輩の小さな子どもの面倒をみる羽目になった。泣きわめかれたり、ご飯を食べなかったり、最初は振り回されっぱなしだったけど、いつしか今まで知らなかった感覚が俺の心を揺り動かしていた――。16歳の思いがけない奮闘を描いた、感涙必至の新しい青春小説。

評価 8/10

あらすじに何も書いてませんが、「あと少し、もう少し」のスピンオフ物語。

あの青春の駅伝2区を走った、少し不器用な不良の太田君が主人公。

突然任せられた先輩の1歳10ヶ月の子供のお守り。

言葉も上手く話せない子どもに翻弄されながらも、一生懸命成長しながら、自分の居場所を見つけていく感動作でした。

彼の心の変化とか、気持ちの揺さぶられ方にとても共感したり、涙できるんじゃないでしょうかね。

それなのに、京香は俺のことを確実に忘れてしまうだろう。

俺が二歳の記憶など全くないように、京香の中に俺のことなど何一つ残らない。
これから京香には今よりもはるかに広い大きな世界が待っているのだから、当然だ。

私も10代の夏休みに姪っ子の世話をずっとしてたので、本当に懐かしい思い出です。

 

6.幸福な食卓(2004年)

あらすじ
佐和子の家族はちょっとヘン。父を辞めると宣言した父、家出中なのに料理を届けに来る母、元天才児の兄。そして佐和子には、心の中で次第にその存在が大きくなるボーイフレンド大浦君がいて……。それぞれ切なさを抱えながら、つながり合い再生していく家族の姿を温かく描く。吉川英治文学新人賞受賞作。

評価 8/10

独特の文体で家族のあり方を描く瀬尾まいこワールド。

そして、バトンは渡されたほど複雑ではないけど、変わった家族の物語です。

父は父を辞め、母は家出してる普通じゃない家庭の話なんだけど、重い話も描き方が上手いのでめっちゃ気楽に楽しく読めます。

ラストは号泣モノだし、沢山日常に転がった気づきを貰った素敵な本

「家族は作るの大変だけど、その分、めったになくならないからさ」

自分もいろいろな人に守られて生きてきたんだなぁと改めて思いました。

生きてると辛いことって本当に突然やってくるからこそ、日常を大切にして、家族というものに感謝しようと。

 

5.夜明けのすべて

あらすじ
知ってる?夜明けの直前が、一番暗いって。

「今の自分にできることなど何もないと思っていたけど、可能なことが一つある」

職場の人たちの理解に助けられながらも、月に一度のPMS(月経前症候群)でイライラが抑えられない美紗は、やる気がないように見える、転職してきたばかりの山添君に当たってしまう。

山添君は、パニック障害になり、生きがいも気力も失っていた。
互いに友情も恋も感じていないけれど、おせっかいな者同士の二人は、自分の病気は治せなくても、相手を助けることはできるのではないかと思うようになるーー。

人生は思っていたより厳しいけれど、救いだってそこら中にある。
生きるのが少し楽になる、心に優しい物語。

評価 8/10

出口のない病気は、暗い毎日の底が見えない気分になると思う。

そんな時に気遣って優しく接してくれる人の存在の大きさってすごいよね。

おせっかいに感じる言動も、自分の事を考えてくれる想いや時間があるこそ出来ることなんだよね。

最初は自分勝手な二人に思えてたけど、読めば読むほどに人間味に溢れた優しさを感じました。

今まで家族や恋人の温かい物語を書いてた瀬尾さんの、人を想う気持ちが溢れた優しい作品です。

 

4.ありか(2025年)

あらすじ
​母親との関係に悩みながらも、一人娘のひかりを慈しみ育てる、シングルマザーの美空。
義弟で同性のことが好きな颯斗は、兄と美空が離婚した後も、何かと二人の世話を焼こうとするがーー。 

評価 8/10

瀬尾さんの作品に何らかの不幸の要素は強く入っているのですが、いつも助けてくれる人がいる。

今回は、離婚した夫の弟なんですが、「なんで?」って思うくらいに優しく娘にも接してくれる。

決して見返りを求めるわけでもなく、愛をこめて。

職場やママ友にもおせっかいな人はいてくれて、そんな人たちの無償の優しさが眩しいくらいに感じるのですが、決して恩を売ってるわけではなく、その人達なりの優しさを振り撒いているだけなんですよね。

人なので感情で助けたいって思う時あるんだよね。

優しくされることに慣れていないと、そんな時どうしたら良いかわからない場合もあるけど、「ありがとう」の一言でいいと思う。

そんな瞬間が沢山ある物語。きっと自分も困ってる誰かに手を差し伸べて、背中を押してあげたくなる作品。

もう一つのテーマに主人公は毒親に育てられたというのがあるのですが、妻がまさにそれだったので非常に興味深く読みました。

義母とはタイプが違いましたが、親子であっても関係性は色々なんだなぁと改めて勉強になりました。

自分の育ってきた環境や価値観は絶対じゃなく、世の中には様々な家族の姿があるんだと。

3.私たちの世代は(2023年)

あらすじ
「明日が怖いものではなく楽しみになったのは、あの日からだよ」
今でもふと思う。あの数年はなんだったのだろうかと。
不自由で息苦しかった毎日。
家で過ごすことが最善だとされていたあの期間。
多くの人から当たり前にあるはずのものを奪っていったであろう時代。
それでも、あの日々が連れてきてくれたもの、与えてくれたものが確かにあった――。

評価 8/10

瀬尾さんの新刊は、コロナ時代が直撃した2人の小学生が主人公の物語。

今後忘れることはないだろうコロナ禍の数年間から15年先までの未来が舞台です。

社会に様々な影響を及ぼしたコロナが、子どもたちに及ぼす影響ってそこまで考えてなかったんだけど、この作品読んですごく大事な時期を失い、その後に大きな影響を与えられた子も多いんだろうな。

色んなことに制限がかかり、奪われたことを嘆き悲しんでいた時期なんだけど、今までの当たり前にあった人との繋がりの大切さを改めて教えてくれた貴重な時間でもあったんですよね。

失うことの方が目立つし、その度に悲しくなることは多かったけど、決してマイナスなことばかりじゃないってことを改めて思わされました。

今作は、瀬尾さんの作品の中では珍しい仕掛けがあって、読んでてちょっと新鮮な感覚がありました。

キャラや会話もいつもみたいな突拍子もない感じではないのが残念。

それでも、大事な部分はいつもの瀬尾さんの優しい言葉が詰まっていて、特に冴の母の言葉には涙が止まらなかったです。

当たり前にある日常の周りには、必ず手や愛を差し伸べてくれる人がいてわたしたちは生きているってことを再確認できる物語でした。

 

2.戸村飯店 青春100連発(2008円)

あらすじ
大阪の超庶民的中華料理店、戸村飯店の二人の息子。要領も見た目もいい兄、ヘイスケと、ボケがうまく単純な性格の弟、コウスケ。家族や兄弟でも、折り合いが悪かったり波長が違ったり。ヘイスケは高校卒業後、東京に行く。大阪と東京で兄弟が自分をみつめ直す、温かな笑いに満ちた傑作青春小説。坪田譲治文学賞受賞作。

評価 9/10

タイトルからして全く予想のつかない物語の内容ですが、関西人らしい味を出したとても楽しい飯屋の家族のお話です。

兄弟って、親って、こんな想いを持って生きてきたんだね・・・(涙)

笑いまくってたのに何故か涙が止まらない・・・そんな感動の作品。

「魯迅はいくら病気を治したって、精神を直さなきゃだめだってことに気づいて小説家になったんだ。本当に人々を救うのは文学だって言ってた。」

自分の人生に重なる部分も多くて、改めて親の存在の大きさを感じさせられました。

離れてみて初めて、お互いがお互いの良いところを無意識にわかりはじめるんだってね。

食事の風景や大阪人の人情なども溢れてる、愛のあるお話です。

 

1.そして、バトンは渡された(2018年) 本屋大賞受賞の感動作

あらすじ
幼くして実の母親を亡くし、様々な事情で血の繋がらない〈親〉たちの間をリレーされ、四回も苗字が変わった優子だが、決して不幸だったわけではない!
〈親〉たちの愛を一身にうけて、〈親〉たちのことも愛して、いま十七歳の優子は幸せなのだ。

評価 9/10

本屋大賞2020を受賞した超有名作品は、内容もやっぱり間違いない作品です。

母親2人、父親3人と言う想像も出来ない設定の物語ですが、巧みな会話と人間味溢れるキャラの持ち味がとても面白く描かれております。

親の離婚ってネガティブにしか思えないのにこんなにも明るく受け止められて、何に繋がりも無い人達から愛情を注がれる子供の存在が凄いです。

「親になるって未来が二倍位以上になるってことだよって。

明日が二倍にできるなんて、すごいと思わない?」

森宮さん最高でした。梨花さんの想いにも泣かされるし、最後まで本当に温かいお話です。

西加奈子さんの名作と雰囲気が似ていて、どちらも読んでほしい泣ける作品です。

 

[2026年版]瀬尾まいこ 全作品一覧を順番にご紹介(新作・おすすめ・感想)

瀬尾まいこさんの全作品一覧はこちら

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