[2020年版]瀬尾まいこ おすすめ10作品ランキング紹介(新作随時更新)

 

本屋大賞を受賞して話題になった元教師で作家になった瀬尾まいこさん。

ちょっぴり変わったテイストのほっこりする家族や人間模様を描くのが上手い作家さんなのですが、本当にどの作品も悪い人が出ないので読んでて気持ちがいい話ばかり。

そんな瀬尾まいこさんの作品の中で、特にお勧めな10作品をランキングで紹介します。

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[2020年版]瀬尾まいこ おすすめ10作品ランキング紹介

10.強運の持ち主(2006年)

あらすじ
元OLが営業の仕事で鍛えた話術を活かし、ルイーズ吉田という名前の占い師に転身。ショッピングセンターの片隅で、悩みを抱える人の背中を押す。父と母のどちらを選ぶべき?という小学生男子や、占いが何度外れても訪れる女子高生、物事のおしまいが見えるという青年…。じんわり優しく温かい著者の世界が詰まった一冊。

評価 6/10

こちらは、短編小説。

ルイーズ吉田という占い師の日常に寄り添った、少し不思議な相談者との経緯をまとった温かな4編が描かれています。

特に起伏もなければ、オチも強くないんだけど、ほのぼのとした日常感が読んでる時の癒しをくれます。

日常に寄り添ってるからこその人間力が感じられる素敵なお話です。

 

9.春、戻る(2014年)

あらすじ
結婚を控えたさくらの前に、兄を名乗る青年が突然現れた。どう見ても一回りは年下の彼は、さくらのことをよく知っている。どこか憎めない空気を持つその“おにいさん”は、結婚相手が実家で営む和菓子屋にも顔を出し、知らず知らずのうち生活に溶け込んでいく。彼は何者で目的は何なのか。何気ない日常の中からある記憶が呼び起こされて―。今を精一杯生きる全ての人に贈るハートフルストーリー。

評価 6/10

どの作品も変わった家族の形を見事に表現されるのですが、これは奇を衒ったおにいさんの存在で物語を上手く作っていくのが凄い見事。

不思議すぎる話なんだけどしっくり来るし、最後は納得できる終焉。

良い人しか出てこないので、ハッピーエンドなのもありがたいです。

「思い描いたように生きなくたっていい。自分が幸せだと感じられることが一番なんだから」

 

8.天国はまだ遠く(2004年)

あらすじ
誰も私を知らない遠い場所へ―そして、そこで終わりにする。…はずだったけど、たどり着いた山奥の民宿で、自分の中の何かが変わった。あなたの心にじんわりしみる気鋭の作家の最新長篇。

評価 6/10

仕事や人間関係に疲れた女性が死に場所を求めて日本海側の民宿にたどり着くが、そこで出会った人や景色、時間などに触れ合って自分を再生していく物語です。

瀬尾さん自身の教師の経験の中で赴任した田舎の学校での思い出ストーリーだそうです。

実家に帰ったような安心感と、懐かしさを感じる1冊でしたね。

疲れた時にまた読みたいと思う優しさが詰まってます。

 

7.おしまいのデート(2011年)

あらすじ
中学三年生の彗子は両親の離婚後、月に一度、父の代わりに祖父と会っていた。公園でソフトクリームを食べ、海の見える岬まで軽トラを走らせるのがお決まりのコース。そんな一風変わったデートを楽しむ二人だったが、母の再婚を機に会うことをやめることになり……。表題作のほか、元不良と教師、バツイチOLと大学生、園児と保育士など、暖かくも切ない5つのデートを瑞々しく描いた短編集。

評価 6/10

デートって言うと恋人とするものと思うでしょうが、この本は孫とおじいさん、先生と生徒、男子学生同士など、??と思ってしまうシチュエーションのデートを並べた短編集。

読み始めた時はちょっと不思議な関係も、読み終わったら涙が流れるような素晴らしい物語に仕上がってました

瀬尾さん独特の会話のテンポは、短編でもバッチリハマります。

2話目の「ランクアップ丼」読むだけでもこの本の価値がありますね。

 

6.僕らのごはんは明日で待ってる(2012年)

あらすじ
兄の死以来、人が死ぬ小説ばかりを読んで過ごす亮太。けれど高校最後の体育祭をきっかけに付き合い始めた天真爛漫な小春と過ごすうち、亮太の時間が動きはじめる。やがて家族となった二人。毎日一緒に美味しいごはんを食べ、幸せな未来を思い描いた矢先、小春の身に異変が。「神様は乗り越えられる試練しか与えない」亮太は小春を励ますが……。

評価 7/10

4編の短編からなる、高校から社会人までの2人の恋愛の話。

タイトルからは想像できない展開だったのですが、やっぱり瀬尾さんワールドは見事に人の気持ち闇の底から救ってくれます。

本当に会話のテンポと出てくるワードがツボすぎて、こんな暗い気分になったのに笑えますからね。

明日のご飯を想像しながら、日常の尊さと当たり前に感謝していきましょう。

思い描いてた未来のいくつかを手放したはずなのに、目の前にはこんなにもたくさんのものが芽吹いている

 

5.君が夏を走らせる(2015年)

あらすじ
金髪ピアスでろくに高校も行かずふらふらしている俺が、先輩の小さな子どもの面倒をみる羽目になった。泣きわめかれたり、ご飯を食べなかったり、最初は振り回されっぱなしだったけど、いつしか今まで知らなかった感覚が俺の心を揺り動かしていた――。16歳の思いがけない奮闘を描いた、感涙必至の新しい青春小説。

評価 8/10

あらすじに何も書いてませんが、「あと少し、もう少し」のスピンオフ物語。

あの青春の駅伝2区を走った、少し不器用な不良の太田君が主人公。

突然任せられた先輩の1歳10ヶ月の子供のお守り。

言葉も上手く話せない子どもに翻弄されながらも、一生懸命成長しながら、自分の居場所を見つけていく感動作でした。

彼の心の変化とか、気持ちの揺さぶられ方にとても共感したり、涙できるんじゃないでしょうかね。

それなのに、京香は俺のことを確実に忘れてしまうだろう。

俺が二歳の記憶など全くないように、京香の中に俺のことなど何一つ残らない。
これから京香には今よりもはるかに広い大きな世界が待っているのだから、当然だ。

私も10代の夏休みに姪っ子の世話をずっとしてたので、本当に懐かしい思い出です。

 

4.あと少し、もう少し(2012年)

あらすじ
陸上部の名物顧問が異動となり、代わりにやってきたのは頼りない美術教師。部長の桝井は、中学最後の駅伝大会に向けてメンバーを募り練習をはじめるが……。元いじめられっ子の設楽、不良の大田、頼みを断れないジロー、プライドの高い渡部、後輩の俊介。寄せ集めの6人は県大会出場を目指して、襷をつなぐ。あと少し、もう少し、みんなと走りたい。涙が止まらない、傑作青春小説。

評価 7/10

中学最後の駅伝大会を描いた青春のスポーツ小説です。

めちゃくちゃ面白くて、息つく暇なく一気読みしましたね。

駅伝のタスキを繋ぐリレーを場面毎に一人一人の視点を変えて語るのですが、視点が変わるだけで想いって全然変わってくるんですよね。

憧れとか劣等感とかってその人の中にあるだけで、実は別の人から見たら自分はそんな存在かもしれない。

瀬尾さんの描く中学生は、とても人間らしく悩みながら成長する姿がすごいカッコいい。

「誰かのために何かをするって、すげえパワー出るんだな」

キャラ一人一人がクラスにいる様な存在で、読んでいてとても共感できる姿でしたね。

 

3.幸福な食卓(2004年)

あらすじ
佐和子の家族はちょっとヘン。父を辞めると宣言した父、家出中なのに料理を届けに来る母、元天才児の兄。そして佐和子には、心の中で次第にその存在が大きくなるボーイフレンド大浦君がいて……。それぞれ切なさを抱えながら、つながり合い再生していく家族の姿を温かく描く。吉川英治文学新人賞受賞作。

評価 8/10

独特の文体で家族のあり方を描く瀬尾まいこワールド。

そして、バトンは渡されたほど複雑ではないけど、変わった家族の物語です。

父は父を辞め、母は家出してる普通じゃない家庭の話なんだけど、重い話も描き方が上手いのでめっちゃ気楽に楽しく読めます。

ラストは号泣モノだし、沢山日常に転がった気づきを貰った素敵な本

「家族は作るの大変だけど、その分、めったになくならないからさ」

自分もいろいろな人に守られて生きてきたんだなぁと改めて思いました。

生きてると辛いことって本当に突然やってくるからこそ、日常を大切にして、家族というものに感謝しようと。

 

2.戸村飯店 青春100連発(2008円)

あらすじ
大阪の超庶民的中華料理店、戸村飯店の二人の息子。要領も見た目もいい兄、ヘイスケと、ボケがうまく単純な性格の弟、コウスケ。家族や兄弟でも、折り合いが悪かったり波長が違ったり。ヘイスケは高校卒業後、東京に行く。大阪と東京で兄弟が自分をみつめ直す、温かな笑いに満ちた傑作青春小説。坪田譲治文学賞受賞作。

評価 9/10

タイトルからして全く予想のつかない物語の内容ですが、関西人らしい味を出したとても楽しい飯屋の家族のお話です。

兄弟って、親って、こんな想いを持って生きてきたんだね・・・(涙)

笑いまくってたのに何故か涙が止まらない・・・そんな感動の作品。

「魯迅はいくら病気を治したって、精神を直さなきゃだめだってことに気づいて小説家になったんだ。本当に人々を救うのは文学だって言ってた。」

自分の人生に重なる部分も多くて、改めて親の存在の大きさを感じさせられました。

離れてみて初めて、お互いがお互いの良いところを無意識にわかりはじめるんだってね。

食事の風景や大阪人の人情なども溢れてる、愛のあるお話です。

 

1.そして、バトンは渡された(2018年)

あらすじ
幼くして実の母親を亡くし、様々な事情で血の繋がらない〈親〉たちの間をリレーされ、四回も苗字が変わった優子だが、決して不幸だったわけではない!
〈親〉たちの愛を一身にうけて、〈親〉たちのことも愛して、いま十七歳の優子は幸せなのだ。

評価 9/10

本屋大賞2020を受賞した超有名作品は、内容もやっぱり間違いない作品です。

母親2人、父親3人と言う想像も出来ない設定の物語ですが、巧みな会話と人間味溢れるキャラの持ち味がとても面白く描かれております。

親の離婚ってネガティブにしか思えないのにこんなにも明るく受け止められて、何に繋がりも無い人達から愛情を注がれる子供の存在が凄いです。

「親になるって未来が二倍位以上になるってことだよって。

明日が二倍にできるなんて、すごいと思わない?」

森宮さん最高でした。梨花さんの想いにも泣かされるし、最後まで本当に温かいお話です。

西加奈子さんの名作と雰囲気が似ていて、どちらも読んでほしい泣ける作品です。

 

[2020年版]瀬尾まいこ 全作品一覧を順番にご紹介(新作・おすすめ・感想)

04/18/2020

瀬尾まいこさんの全作品一覧はこちら

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