島本理生「ファーストラヴ」感想 祝直木賞受賞作は重すぎた…

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今年の直木賞を受賞して話題の作品。

島本理生さんの「ファーストラヴ」を読了。

甘酸っぱそうなタイトルからは想像もできなかった、非常に悲しく重たい物語。

うーん。ここまでパンチのある作品だと思ってなかったのでかなり拍子抜けの感想です。

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島本理生「ファーストラヴ」感想

あらすじ

夏の日の夕方、多摩川沿いを血まみれで歩いていた女子大生・聖山環菜が逮捕された。
彼女は父親の勤務先である美術学校に立ち寄り、あらかじめ購入していた包丁で父親を刺殺した。
環菜は就職活動の最中で、その面接の帰りに凶行に及んだのだった。
環菜の美貌も相まって、この事件はマスコミで大きく取り上げられた。
なぜ彼女は父親を殺さなければならなかったのか?
臨床心理士の真壁由紀は、この事件を題材としたノンフィクションの執筆を依頼され、環菜やその周辺の人々と面会を重ねることになる。
そこから浮かび上がってくる、環菜の過去とは?
「家族」という名の迷宮を描く長編小説。

感想 評価7/10

今年の直木賞は甘い恋の話かな?とタイトルだけで感じ取ってたのだが、超ド級に重たくも儚い物語だったよ…

なぜ少女は父親を殺したのか?

ルポを書くためにこの動機を探し歩く臨床心理士とその周りの人々を描く物語。

 

読んでる途中で、グイグイ引っ張られて続きは気になるんだけど、この人達の抱えてる闇を露わにしていくと絶対やばいわって思うくらいに辛い話がどんどん出て来る。

しかも、感情的なものや愛の姿形が痛々しくもあり、本当に救われないのだ。

これ同じ感情の人が読んだらズタズタになってしまうのでは?と思うくらいに痛い

日常で起きてる危うさと精神的なダメージからの壊れていく姿が生々しいのです。

決して万人におすすめできる作品じゃないのだけど、多くの方の目に触れてほしい作品です。

 

個人的には天童荒太さんの「永遠の仔」を思い出す作品。

あれも相当可哀想な話だった。

 

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