
2025年4月に買った本、読んだ本、行った本屋さんのまとめ。
2025年4月に買った本、読んだ本
4月に行った本屋さん
- 正和堂書店(大阪)
- 蔦屋書店 エキスポシティ
4月は出張も少なかったので、本屋行けたのは2軒だけでした。
どちらも滞在時間10分以内だったので、まともに本を見れてないストレスがすごいです。
家族と行った蔦屋なんて、買い物中に分かれて行ったのでダッシュで戻ってきたもんね。
購入した本
- 一穂ミチ「恋とか愛とかやさしさなら」
- 阿部暁子「カフネ」
- 早見和真「アルプス席の母」
- 新川帆立「目には目を」
- 島本理生「天使は見えないから、描かない」
- 山本ゆり「ひたひたまで注いでコトコト煮詰めた話」
- 今野敏「署長サスピション」
- 今野敏「署長シンドローム」
- 今村翔吾「じんかん」
- 「本なら売るほど 2」
気づかないふりをしていたけど、今月めっちゃ買ってしまった。
本屋行く時と帰る時のカバンの重さが違うと思ってたら、原因はこれだった訳だ。
人はストレスで買い物をするけど、本なら良いよね。
読んだ本
原田ひ香「月収」
欲しいもの、不要なもの、そして、
お金では買えないもの――。
評価 6/10
今回は「月収」のタイトルの通りに月収〇〇万円の女性が主人公の連作短編。
起業家の女性を中心に稼ぎかたの学びがあったり、お金の使い方に学びがあったり人それぞれのお金に対する不安や悩みを目にすると自分毎に色々考えます。
特に月収300万円の起業家の悩みって、お金じゃないところにあるので悩みって尽きなくて、生きるって難しいよねって思ってしまう。
「自分のためだけに生きるには、一生は長すぎるってわかった」
この言葉はアラフォーのわたしもすごく共感できる域になりました。
信じるとは、許すとは、愛するとは。
男と女の欲望のブラックボックスに迫る、
著者新境地となる恋愛小説。
評価 8/10
プロポーズを受けた翌日に彼が盗撮で捕まった。
彼は何故そんなことをしたのか。
彼の気持ちを知ろうとすればする程に彼や周りの人間の言葉で冷めていく。
彼を嫌いになったわけじゃないのに、大好きなのに。「生理的に無理」
彼の方は性犯罪者となった日から自分に対する見方が変わってしまう。
ただの出来心なのに、触ったわけじゃないのに…と自分の犯してしまった罪の重さを噛み締めていく。
女性側の視点では彼に対する愛の傾き度合いの心情がとても緻密に描かれていて、すごく細かいことなんだけど、他者の言葉に対して違和感を抱いてしまう様がリアルでした。
他者からすると「そんなこと?」って感情を大事にするんだけど、彼のことは最後まで泣くほどに好きだったという…。
今野敏「署長シンドローム」
そんな『隠蔽捜査』でおなじみの竜崎が大森署を去り、後任として、キャリアの藍本小百合がやってきた。
ある日、管轄内の羽田沖海上にて、武器と麻薬の密輸取引が行われるという知らせが入るーー新署長の手腕や、如何に?
評価 6/10
竜崎署長の去った大森署にへ新たに赴任した藍本小百合署長。
持ち前の美貌と少し天然なほんわかキャラで、捜査官たちを手玉に取る手腕は警察小説の中でも異質。
貝沼副署長目線で展開される今作は、隠蔽捜査シリーズの王道とはまた別の面白さを含んで何度か笑えるシーンもありましたね。
個人的には戸高が好きなので、どんな形でも大森署内がクローズアップされる作品が読みたかったし、今後またどこかで繋がる展開が期待できて面白いんじゃないかと思います。
メインキャラ一人が入れ替わるだけで、またこんな魅力が出るとは続きが楽しみです。
今野敏「署長サスピション」
するとそれを見越してか、怪盗フェイクがSNSで犯行予告!「大森署の署長室にあるお宝を頂く」なんと日時指定までしてきたのだった。
はたして藍本たちは、大胆不敵な謎の怪盗から、署長室の金庫に眠る大金と、警察の面子を守り切れるのかーー!?
評価 6/10
今回は、怪盗が犯行予告を出して署長室に盗みに入るという今までにない事件が起こります。前回の麻取や新キャラの登場でなかなか賑やかで、副所長の胃が痛い様なことの連続でしたが、流石に話の展開が上手い今野さん。
何度も勘違いさせるドラマ性の高い感じで、最後まで楽しませてくれました。
結論、期待値上げずにこのシリーズはエンタメとして読むのが一番かなと。
染井為人「正義の申し子」
評価 5/10
YouTuberと悪徳業者を題材にした今っぽい話。
染井さんなのでテンポ良くて非常に読みやすく、エンタメ度も高いんだけど、今まで読んだ作品よりも非常に内容が薄くて面白かったで終わる感じが残念でした。
新川帆立「目には目を」
評価 6/10
今までの新川さんを想像していたら、全く違う作風になっているんですよね。
淡々と描かれていることで、その事件の重さが伝わってくるのですが、結構ごちゃつく少年たちの名前と相関関係が頭の中で整理しにくくて、ちょっと分かりにくかったです。
それでも、ラストの展開は予想していたものの、一体どうなるの?と噛み締めながら読んでました。
加害者、被害者、その家族たちの話って、法律では語れても、いざ当事者になってしまうとそんな簡単な話ではないのでね…。
真面目な犯罪小説を改めて読ませて貰ったことで、苦しみしか残らずにすごくやりきれない気持ちになりました。
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