今話題の書「お金2.0」を読みました。
新しい経済のルールと生き方と言う、正に今を生きる自分達が考えないといけない話。
ITやテクノロジーの進化によって、モノの価値感が変わっていくこの時代だからピッタリな内容です。
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お金2.0 新しい経済のルールと生き方
あらすじ
「資本主義」を革命的に書き換える「お金2.0」とは何か。
2.0のサービスは、概念そのものを作り出そうとするものが多いので、既存の金融知識が豊富な人ほど理解に苦しみます。
その典型がビットコインです。あまりにも既存社会の常識とは違うので「今の経済」のメインストリームにいる人たちにとっては懐疑や不安の対象になりやすいといった特徴もあります。
そして、それこそが全く新しいパラダイムであることの証でもあります。
本書ではまずお金や経済の仕組みから、テクノロジーの進化によって生まれた「新しい経済」のカタチ、最後に私たちの生活がいかに変わるか、の順番に解体していきます。
感想 評価7/10
実は2度ほど立ち読みして買うのを見送ったこの本。
結構立ち読み程度じゃ理解できない難しい用語が多い印象だったのですが、あまりにネットでの評価が高くて、毎日の様に目にする日々を送っているとじっくりと読んでみたくなりました。
テクノロジーの専門家みたいな人の書いた本はどうしても、読みにくい印象があるんですよね。
でも、これは読み始めてみると結構IT関連に弱い人でも、読みやすい様に結構分かりやすい説明が多く、2-3時間程度で読めました。
単純にお金とはなんだ?って感じの本ではなく、今までのお金の価値観はこうあって、ここ数年のITの発達によって、世の中がこう変わって、これからはこう変化していくと言う説明が最初の話。
面白かったのはお金の価値を変えていく過程でのこの一文。
お金が価値を媒介する唯一の手段であったという「独占」が終わりつつある。価値を保存、交換、測定する手段は私たちがいつも使うお金である必要がなくなる。価値を最大化しておけば、いろいろな方法で好きなタイミングで他の価値と交換できるようになった。ネットの普及で自分の価値をどんな方法で保存しておくか選べるようになって来ている。
今後は、可視化された「資本」ではなく、お金などの資本に変換される前の「価値」を中心とした世界に変わっていくことが予想できる。
あらゆる価値を最大化しておけば、その価値をいつでもお金に変換する事が出来ますし、お金以外のものと交換できるようにもなる。お金は価値を資本主義経済の中で使える形に変換したものに過ぎずら価値を媒介する1つの選択肢。
欠けているものの無いミレニアル世代にはこの人生の意義や目的こそが価値になりつつある。これからは誰もが自分の人生の意義や目標を持てる事は当然として、それを他人に与えられる存在そのものの価値がどんどん上がっていく。
金銭的なリターンを第一に考えると儲からなくなり、何かに熱中している人ほど結果的に利益を得られるようになる。人の熱量が情報として一瞬で伝播しやすい環境が出来上がっている
ホリエモンのよく書いてる、没頭する力というものがこれからは本当に必要になるだろうな。
これを書いた筆者の情報見てびっくりだったのが、同い年の1986年生まれだった事…。
もう見てる世界が違うなぁとショックですよ。
現代の魔法使い落合陽一さんも87年生まれだし、凄い人沢山居ますね。
もっと勉強しましょう。