マジでタイトル長い本「出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと」を読みました。
たまたま本屋で通りかかった棚で、このPOPな色が目について、ウザい位書かれた文字を目で追ったら買ってしまってた。
読み終わるまで止まらない素晴らしい読書体験をあなたにもして欲しい!そんな本です。
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花田菜々子「出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと」
あらすじ
実際に出会った人達は魑魅魍魎。エロ目的の男、さわやかに虚言癖の男、笑顔がかわいい映像作家……時には自作ポエムを拝見し、かわいい女子に励まされ、優しい女性のコーチングに号泣しながら、今までの日常では絶対に会わなかったような人達に、毎日毎日「その人にぴったりの」本を紹介。え、もしかして、仕事よりもこっちが楽しい?!
サイトの中ではどんどん大人気になる菜々子。だがそこに訪れた転機とは……。
これは修行か? 冒険か? 「本」を通して笑って泣いた、衝撃の実録私小説!
感想 評価7/10
エッセイかなこれは?と思って買って帰った本。
読み始めると実録の私小説とのことで、なんかどこまでが本当なのか分らないくらい生々しい話が語られていました。
タイトルにある「出会い系サイト」ってのは男女のっていうよりも、知らない人に30分だけあって話をすると言う交流的会なサイト。
夫との別居に始まった主人公の気持ちを変えてく70人の方々との出会いが、このサイトと大好きな本によって変わって行く物語です。
この話何が面白いのって言うと、主人公が出会った人にピッタリ会うような本を1冊提案すると言うこと。
その人の性格や生き方にハマる本を現役のヴィレヴァン(遊べる本屋)の店長が勧めるってのが、興味深いんですね。
何が凄いっかって言うと、その人に合う本が記憶のストックの中からどんどん出てきて、それのストーリーや感想まで語って、勧めた理由まで全部出てくるんだから目が点になります…。
正直この人に出逢ってみたいって思うくらい変態だなぁとw
そんな著者の本への偏愛が語られるシーンや本のセレクトショップなる本屋さんの紹介の部分も非常に見逃せません。
本好きが贈る、本好きの為の最高の読書本になる事間違いなし。
実際に語られた70冊?のタイトルも載っているので、気になる本はどんどん読みたいなと思いますよ。
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出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと