2021年に読んだ本44冊全て紹介[おすすめ読書・感想]4/13更新

 

2021年に読んだ本を紹介するコーナーです。

今年読んだ本をリアルタイムに更新しますので、今読んでる本や気になる本などの感想を参考にしてください。

読書記録と感想をどうぞ。

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2021年に読んだ本全て紹介[おすすめ読書・感想]

2020年のTOP10作品紹介

2020年 上半期に読書ブロガーが読んだおすすめ小説TOP10紹介

06/25/2020

こちらに2020年に読んだおすすめの本をまとめてます。 効率よく本に出会いたい方にはこちらの記事を読んでみて下さい。

自転しながら公転する

あらすじ
東京で働いていた32歳の都は、親の看病のために実家に戻り、近所のモールで働き始めるが…。恋愛、家族の世話、そのうえ仕事もがんばるなんて、そんなの無理!誰もが心揺さぶられる、7年ぶりの傑作小説。

感想 8/10

親の面倒を見るのに仕事を辞めて実家住まいのアラサー女子の恋愛、家族、仕事と、想いの果にあるものと、現実とがリアルすぎる位に上手く描かれていて、同世代なら特に突き刺さる作品でした。

特に女性には結婚と出産へのタイムリミットのある焦燥感がすごく上手く伝わるんじゃないのかな。

今の時代は本当に多様になってきてるけど、それでも大多数は人生の岐路ですからね。

内面の描き方や友達との会話などがすごいわかるって感じでした。

 

FIRE 最強の早期リタイア術

内容
30代で経済的自立を達成するための全技術。ニューヨーク・タイムズ、CNBC、ハフポスト、CBCなどで取り上げられたFIRE(経済的自立と早期退職を目標とする人生戦略)第一人者の日本版ついに発売!

評価 6/10

最近話題の早期リタイヤ術FIREの実現方法が事細かに書かれた1冊。

生き方の選択肢として、ミニマルな生活と、投資に対する考え方はもっと持っていた方が良いですね。

投資本というよりは、著者の一生が語られている小説みたいな本で読みやすいです。

 

ほんのよもやま話

内容
作家46組が語る読書の楽しみ。「この方とあの方は仲がよいのだな」「あの作家の愛読者なんだ!」作家同士の繋がりや、意外な組み合わせから読書の楽しみがぐんぐん広がります。

評価 7/10

本好きにはたまらなく楽しめる1冊。

あの作家と、この作家はこんな関係なんやと思う発見があったり、作家の愛読書を勧める所は必見です。

1つ1つの対談は短いですが、数が多いので読み応えあります。

 

ゴミ人間

内容
クラウドファンディング支援総額国内最高(5億円)。オンラインサロン会員数国内最大(7万人)。日本のエンターテイメントの中心にいる男の覚悟。

評価 8/10

常に挑戦をし続け、誰も見たことのない景色を見せてくれるお笑い芸人であり、絵本作家でもあり、起業家でもある西野さんの物語。

西野さんの挑戦の物語はずっと追い続けていましたが、プペルの映画を観て、泣きながら思いました。

夢を語れば笑われて、挑戦すれば叩かれる…どんな生きにくい世の中なんだよね。

芸人が絵本を描いたり、クラファンしたり、サロンを開いたりと、常に仲間からも、世間から冷たい目で見られてましたが、やっと時代が追いついた事に本当に陰ながら嬉しいです。

 

捨てればいいってもんじゃない

内容
無理はしない!好きなものに囲まれる毎日。ミニマリストになれなかった僕のシンプリストという生き方。

評価 6/10

インスタグラマーのエヌケンさんの本。

20代前半の一人暮らしのシンプルライフを発信するフォロワー24万人の凄い方です。

ほぼインスタの内容をまとめた本だったのですが、まとめ多分読みやすく、理解しやすいようになってます。

生活、思考をシンプルにして、人生を充実させたい方にはおすすめです。

 

ハグとナガラ

あらすじ
恋も仕事も失い、絶望していたハグ。突然「一緒に旅に出よう」と大学時代の親友ナガラからメールが届いた。以来、ふたりは季節ごとに旅に出ることに。

評価 7/10

原田マハさんの短編に出てくる、ハグとナガラの旅物語をまとめた6話の短編集。

生きてると色んな楽しいことも、辛い事もある。

そんな時に一緒に旅に出られる友人がいて、旅先で出会える景色や食べ物、人がいる。

そして、帰る先には「ただいま」を言える人がいる。お土産を渡す顔が浮かぶ。

こんなタイミングだからこそ、旅が出来る幸せや身近な人への感謝を感じる1冊でしたね。

 

発注いただきました

あらすじ
有名企業からの原稿依頼に直木賞作家はどう応えるのか。「これが本当のお仕事小説だ!」無理難題(!?)が並ぶ発注書→本文→解説の順で20編を収録!

評価 6/10

朝井リョウさんによる、企業とのタイアップ小説のまとめ本。

映画のサントラで作品の世界観を出す感じのアルバムはあるけど、タイアップ作だけのまとめって非常に珍しいなと思います。

しかも、この作品の凄いところは企業からの発注内容まで書いてあって、作品ができるまでの裏話が見えるんですよね。

読み終わった後には、各話著者の解説付きと言うスペシャル仕様です。

 

滅びの前のシャングリラ

あらすじ
「一ヶ月後、小惑星が衝突し、地球は滅びる」学校でいじめを受ける友樹、人を殺したヤクザの信士、恋人から逃げ出した静香。そして―荒廃していく世界の中で、四人は生きる意味を、いまわのきわまでに見つけられるのか。圧巻のラストに息を呑む。滅び行く運命の中で、幸せについて問う傑作。

評価 8/10

よく描かれる世界の終わりって、それを目の前にしたら一体自分は何を思うだろうかなと、結構入り込んでしまいます。

秩序が乱れていく世界で、自分の愛した人を守ったり、かつての恋人に逢いに行ったり、本当の幸せって何だろうなって?って考えさせられる場面が色々ありました。

極限状態だからこその本当に欲してるものが、本当に大切なもんなんだろうなと、救われる気分になりました。

読み終わったあとはきっと、人生を生きる気持ちが変わるんじゃないでしょうかね。

 

習慣が10割

評価 6/10

新年なので目標達成をして、習慣を変えていくためにこんな本を読了。

人は習慣で出来ているので、毎日やることを意識的に変える事ができれば当然結果が変わりますよね。

楽しく続けるために必要なヒントに出会えます。

こちらは、Amazonのプライム会員なら無料で読めます。

 

家族じまい

あらすじ
認知症の母と、齢を重ねても横暴な父。両親の老いに姉妹は戸惑い、それぞれ夫との仲も揺れて…。別れの手前にある、かすかな光を描く長編小説。

評価 8/10

タイトルからしてかなり重そうな話でしたが、やっぱりリアルに起こりそうでとても辛い展開でしたね。

私も認知症の祖母がいましたが、介護ってだけで疲弊するのに存在を忘れられていくと本当に心が痛かったですからね。

高齢化社会の中では、こんな話がリアルに起こってるんだろうなと思うと、人ごとじゃないので是非読んでみて欲しいですね。

 

八月の銀の雪

あらすじ
科学の揺るぎない真実が、人知れず傷ついた心に希望の灯りをともす全5篇。

評価 6/10

今作も、化学的な知見の入ったマニアックな話を万人に分かるとても美しく、温かい物語に仕上げてくれてます。

物語に出てくるのは、地球の中心に積もる鉄の雪、クジラたちの知性の話、伝書鳩、気象と原子力など、表面しか知らなそうなお話や全然知らない話が多くて驚きの連続です。

人だけじゃなくて、自然や化学の力を理解する事でこんなに世界の見え方、捉え方が変わるんだと思わせてくれます。

 

お金超入門

評価 7/10

コロナ時代のお金の入門書として発売されてたので、気になって購入しました。

お金を稼ぐ、貯める、増やすだけじゃなくて、もっと生活に寄り添った部分での幅広いリスクヘの分散が書かれていて他の本よりもより身近な内容です。

今の時代に改めて勉強するなら、ちょうど良いお金の本ですね。

 

元彼の遺言書

あらすじ
本年度の第19回『このミステリーがすごい! 』大賞受賞作は、金に目がない凄腕女性弁護士が活躍する、遺産相続ミステリー!

評価 7/10

この作品、主人公が女性弁護士なのですが、すごくお金好きで、結構な自信家で、かなり強烈なキャラなんですよね。

犯人を捕まえるんじゃなくて、いかにして犯人になるかという破天荒な展開もめっちゃ面白い。

推理しながら読んでも、ただただ読み進めるだけでも普通に楽しめるキャラ物ミステリー。

 

家日和

あらすじ
会社が突然倒産し、いきなり主夫になってしまったサラリーマン。内職先の若い担当を意識し始めた途端、変な夢を見るようになった主婦。急にロハスに凝り始めた妻と隣人たちに困惑する作家などなど。日々の暮らしの中、ちょっとした瞬間に、少しだけ心を揺るがす「明るい隙間」を感じた人たちは…。今そこに、あなたのそばにある、現代の家族の肖像をやさしくあったかい筆致で描く傑作短編集。

評価 8/10

身近な家族の話を描いた短編6話。

どの話も家庭の中にある不満を描きながらも、実は日常に幸せがあったという事を気づかせてくれます。

最後は必ずほっこりさせてくれるので、読んでて気分が晴れました。

お家時間が増えて不満が出やすい今のタイミングに読むと、気分も変わるでしょう。

 

雑談の一流、二流、三流

評価 7/10

コミュニケーション能力の向上に必須のスキルとなる雑談。

ちょっとした話し方を変えるだけで、話の盛り上がりも、人への印象も変わるという的ニックが非常にわかりやすいです。

 

推し、燃ゆ

あらすじ
推しが炎上した。ままならない人生を引きずり、祈るように推しを推す。そんなある日、推しがファンを殴った。

評価 7/10

推しのアイドルが炎上したというとても今っぽいタイトルなんだけど、描いてる世界はちょっと面白いオタクの世界の文学。

熱量が物凄くて、惹きつけられる物語の展開が芥川賞の割に面白かったです。

それぞれの持ってる推しへの情熱が伝わるのだけど、救いのないような気分になるラストでした。

多様性を楽しむ生き方

評価 5/10

昭和の良さを引き立てながら、著者の人生を振り返るエッセイ本。

懐かしい気分にさせられる昭和のワードが多いので、アラフォー以降の年齢にはピッタリなんじゃ無いかと思うけど、昭和ギリギリ生まれとしては響かない場面も多かった。

昭和の良さも感じつつ、現在の良い所も合わせて上手く活かせて生きたいですね。

 

オルタネート

あらすじ
高校生限定のマッチングアプリ「オルタネート」が必須となった現代。東京のとある高校を舞台に、若者たちの運命が、鮮やかに加速していく。全国配信の料理コンテストで巻き起こった“悲劇”の後遺症に思い悩む蓉。母との軋轢により、“絶対真実の愛”を求め続ける「オルタネート」信奉者の凪津。高校を中退し、“亡霊の街”から逃れるように、音楽家の集うシェアハウスへと潜り込んだ尚志。恋とは、友情とは、家族とは。そして、人と“繋がる”とは何か。デジタルな世界と未分化な感情が織りなす物語の果てに、三人を待ち受ける未来とは一体―。“あの頃”の煌めき、そして新たな旅立ちを端正かつエモーショナルな筆致で紡ぐ、新時代の青春小説。

評価 6/10

タイトルの「オルタネート」は、物語の中で出て来る高校生限定のマッチングアプリのこと。

SNSで繋がる現代社会の中で、主人公となる三人がどの様に人と繋がり、生きていこうとするのかという感じの青春物語です。

章ごとに主人公が変わり、ラストに向かって段々と繋がっていく展開は、読み応えがあって面白かったです。

 

看守の流儀

あらすじ
刑務所、そこは更生の最後の砦―。シャバ以上に濃厚な人間関係が渦巻く場で起きた五つの事件。仮出所した模範囚の失踪、暴力団から足を洗う“Gとれ”中に起きた入試問題流出事件など、刑務官たちの矜持と葛藤がぶつかり合う連作ミステリー。『このミス』大賞受賞作家、渾身の一作!刑務所を舞台に描く重厚な人間ドラマ。

評価 8/10

刑務官と受刑者のドラマが結構シリアスに描かれていて、どの話も本当に没頭してしまいました。

刑務所ならではの緊張感ある物語は、海外ドラマ「プリズンブレイク」を観てて面白かったのですが、あんなに酷いものじゃなくて最後は全部心優しい物語になってます。

 

羊は安らかに草を食み

あらすじ
過去の断片が、まあさんを苦しめている。それまで理性で抑えつけていたものが溢れ出してきているのだ。彼女の心のつかえを取り除いてあげたい――
アイと富士子は、二十年来の友人・益恵を “最後の旅” に連れ出すことにした。それは、益恵がかつて暮らした土地を巡る旅。大津、松山、五島列島……満州からの引揚者だった益恵は、いかにして敗戦の苛酷を生き延び、今日の平穏を得たのか。彼女が隠しつづけてきた秘密とは? 旅の果て、益恵がこれまで見せたことのない感情を露わにした時、老女たちの運命は急転する――。

評価 9/10

人生最後の旅で知る認知症になった友人の壮絶な人生の物語。

生きるための選択。大事な人を生かすための選択。

11歳の益恵たちの「生きて帰るためには何でもやらなくちゃ」と言う覚悟に想像もできない重さを感じました。

最後のアレは余分だったのだけど、本当に圧倒された1冊。お見事すぎて何回泣いたか忘れました。

読み始めた頃には想像できなかった壮絶さと絶望感を味わいながらも、読み終わってほっとする自分もいました。

「別れる辛さを思うより、この世で出会えたことを喜びましょう」

 

「こだわり」が収入になる! インスタグラムの新しい発信メソッド

評価 7/10

インスタを頑張りたい方必見の1冊。

発信するジャンルの選び方や有効な情報の発信の仕方など、結構考えてない方の多いインスタのファン獲得までの道筋が描かれています。

色々とインスタ関連の記事を見てましたが、これはかなりいい情報が詰まってると思いまっす。

 

ときどき旅に出るカフェ

あらすじ
平凡で、この先ドラマティックなことも起こらなさそうな毎日を過ごす瑛子が近所で見つけたのは日当たりが良い一軒家のカフェ。店主はかつての同僚・円だった。苺のスープなどメニューにあるのは、どれも初めて見るものばかり。旅先で見つけたものを再現し、出しているという。瑛子に降りかかる日常の小さな事件は世界のスイーツによって少しずつほぐれていく。読めば心も満たされる“おいしい”連作短篇集。

評価 7/10

旅好きの店主が様々な旅行先から持って帰ってくる、本場のレシピを再現してくれるカフェ。

こんなカフェがあったら良いだろうなを表現してくれる、とっても素敵な空間に出会えました。

ちょっとした事件や人との距離感の考え方など、短編ながら色々と考えさせられる楽しいお話でしたね。

 

とわの庭

帰って来ない母を“とわ”は一人で待ち続ける。何があっても、前を向いて生きる―。草木や花々、鳥の声。生命の力に支えられ、光に守られて生き抜く“とわ”の物語。

評価 7/10

どれだけ普通ってことが有難いのか…。

きっと日常の不満に思ってたことすべてが、吹き飛ぶ様な読書体験ができると思います。

当たり前に感謝して、日常がパッと明るくなる素敵な1冊。

今までの本当はテイストが違うけども、描いた世界の晴れた感じはやっぱり温かかったです。

 

心淋し川

不美人な妾ばかりを囲う六兵衛。その一人、先行きに不安を覚えていたりきは、六兵衛が持ち込んだ張形に、悪戯心から小刀で仏像を彫りだして…(「閨仏」)。飯屋を営む与吾蔵は、根津権現で小さな女の子の唄を耳にする。それは、かつて手酷く捨てた女が口にしていた珍しい唄だった。もしや己の子ではと声をかけるが―(「はじめましょ」)他、全六編。生きる喜びと哀しみが織りなす、渾身の時代小説。

評価 6/10

一言で言えば読み終わった後にホッとする味わい深い時代小説。誰もが抱えてる人生の境遇や哀しみをいい意味で受け入れながら生きてる時代だからこその人間らしさを感じました。

儚い10代の恋物語の「心淋し川」と昔別れた女との再開する「はじめましょ」が好きでした。

 

職業、お金持ち

評価 8/10

「貧乏ってね、自分自身で選んでるんだよ?」

女子大生と大富豪の対話形式で進む話なので、非常に読みやすくて理解もしやすい内容なのですが、確信的なワードが多くて読んでてメモを書く手が止まりませんでした。

稼ぐ額を増やしたいなら、自分の器を広げるって確かに大事だなぁと共感。

お金をポジティブに学べる良書でした。

 

コロナと潜水服

評価 7/10

ちょっとした日常に起こる奇跡が愛おしい物語。

帯にある「あなたのしあわせ、って何ですか?」

この問いへの答えを考えながら読んでみると、コロナで変わった生活様式への考え方も改まるかなと思います。

ずっと欲しかった車を手にした男性が遭遇した奇跡のお話、「パンダに乗って」が素晴らしかったです。

完パケ!

経営難で閉校が噂される武蔵映像大学で、卒業制作の映画を撮れるのは、たった一人。監督志望の安原と北川は、コンペでガチンコ勝負することに。天然の安原と、策士の北川。撮影は、前途多難の幕開けとなったが―。さまざまな喪失を経て傷つきながら、彼らが手にしたものは。瑞々しく輝く青春ストーリー!

評価 6/10 

映画監督を目指す大学生の直球勝負の青春ストーリーって感じで、まるでドラマか映画を見ている気分にさせてくれる作品。

持ってる者と持たざる者が、互いに惹かれ合いながらもライバル関係でいるって、ベタベタなストーリーながらも、描き方が上手いのでめっちゃ没頭して一気読み。

珍しく恋愛要素もなくて、夢にだけただ真っ直ぐに向かっていく様は熱くさせてくれましたね。

 

きみはポラリス

どうして恋に落ちたとき、人はそれを恋だと分かるのだろう。三角関係、同性愛、片想い、禁断の愛…言葉でいくら定義しても、この地球上にどれひとつとして同じ関係性はない。けれど、人は生まれながらにして、恋を恋だと知っている―。誰かをとても大切に思うとき放たれる、ただひとつの特別な光。カタチに囚われずその光を見出し、感情の宇宙を限りなく広げる、最強の恋愛小説集

評価 6/10

三浦しをんさんの描く11話からなる恋の短編集。

人の数だけ色々な恋愛の模様があると思うのだけど、それを体現した様な小説でした

恋愛の本質って人それだろうなと、幸せの捉え方に対してなんだか考えさせられました。

 

花束みたいな恋をした

はじまりは、終電だった――
東京・明大前駅で終電を逃し偶然に出会った山音 麦と八谷 絹。
人生最高の恋をした、奇跡のような5年間を描く、
映画『花束みたいな恋をした』より、ノベライズ。

評価 7/10

大ヒット中の映画「花束みたいな恋をした」のノベライズ版。

最後の方は、心にチクチク刺さる感じがあるけど、読んで良かったと思える温のあるラブストーリーでした。

ほんとに幸せって人それぞれだよねと思いながら、幕を閉じた二人の関係性に切なく涙しました。

 

その扉をたたく音

あらすじ
29歳、無職。

ミュージシャンへの夢を捨てきれないまま、怠惰な日々を送っていた宮路は、ある日、利用者向けの余興に訪れた老人ホームで、神がかったサックスの演奏を耳にする。

音色の主は、ホームの介護士・渡部だった。「神様」に出会った興奮に突き動かされた宮路はホームに通い始め、やがて入居者とも親しくなっていく――。

人生の行き止まりで立ちすくんでいる青年と、人生の最終コーナーに差し掛かった大人たちが奏でる感動長編。

評価 6/10

29歳で無職のミュージシャンを目指す若者が主人公の物語。

瀬尾さんらしい文体で描かれる若者と老人ホームの人達の会話は、わかっていても笑ってしまうくらいに軽快で面白い。

少しずつ変わって行く日々の中で、青春を思い出しいながら一歩踏み出す決意をする主人公と図々しくもそれを後押ししてくれる老人達。

二人のセッションに、音楽に感動させられるし、最後は本当に泣かされた。

 

四十九日のレシピ

あらすじ
妻の乙美を亡くし気力を失ってしまった良平のもとへ、娘の百合子もまた傷心を抱え出戻ってきた。 そこにやってきたのは、真っ黒に日焼けした金髪の女の子・井本。 乙美の教え子だったという彼女は、乙美が作っていた、ある「レシピ」の存在を伝えにきたのだった。 大切なひとを亡くしたひとつの家族が、再生へ向かうまでの四十九日間を描いた、感動の物語。

評価 7/10

去年読んだ2作品が大当たりだった、伊吹さんの10年前の作品。

喪に服す悲しい話かと思いきや、問題を抱え込んだ家庭の再生の物語で、優しくもあり、切なくもあり、希望が持てるお話。

キャラが結構軽めな設定なので、重い話も非常に軽快に読めましたね。

 

ミッキーマウスの憂鬱

あらすじ
東京ディズニーランドでアルバイトすることになった21歳の若者。友情、トラブル、恋愛……。様々な出来事を通じ、裏方の意義や誇りに目覚めていく。秘密のベールに包まれた巨大テーマパークの〈バックステージ〉を描いた、史上初のディズニーランド青春成長小説。登場人物たちと一緒に働いている気分を味わってみて下さい。そこには、楽しく、爽快な青春のドラマがあるはずです。

評価 6/10

まさに夢の世界の裏側にある物語なんですが、夢見てた世界とのギャップと、ゲストの夢の為の努力が描かれててなかなかのお仕事小説です。

こんなとこでも、社員同士の確執や出世の争いなんかの、人間らしいリアルが垣間見えるとは。
踊る大捜査線の刑事みたいな世界だなぁと笑えました。

アーモンド

あらすじ
扁桃体が人より小さく、怒りや恐怖を感じることができない十六歳の高校生、ユンジェ。そんな彼は、十五歳の誕生日に、目の前で祖母と母が通り魔に襲われたときも、ただ黙ってその光景を見つめているだけだった。母は、感情がわからない息子に「喜」「怒」「哀」「楽」「愛」「悪」「欲」を丸暗記されることで、なんとか“普通の子”に見えるようにと訓練してきた。だが、母は事件によって植物状態になり、ユンジェはひとりぼっちになってしまう。そんなとき現れたのが、もう一人の“怪物”、ゴニだった。激しい感情を持つその少年との出会いは、ユンジェの人生を大きく変えていく―。怪物と呼ばれた少年が愛によって変わるまで。

評価 7/10

感情のない主人公が淡々と描かれているのだけど、物語の起伏は結構激しくて、辛い事も楽しい事も起こります。

感情を抱くことはできないけど、他人の感情を理解し、尊重しようとする姿勢と、成長をみてると心がとても揺さぶられました。

全てを受け入れながら、しっかりと前を見て生きていくこと。

最後に感じる救いによって、物語の余韻は深くなりましたね。

 

TSUGUMI

あらすじ
病弱で生意気な美少女つぐみ。彼女と姉妹のように育った海辺の小さな町に帰省した私は、まだ淡い夜の始まりに、つぐみとともにふるさとの最後のひと夏を過ごす少年に出会った――。少女から大人へと移りゆく季節の、二度とかえらないきらめきを描く、切なく透明な物語。第二回山本周五郎賞受賞作。

評価 8/10

もう、吉本ばななさんの世界観が素晴らしすぎでした。

なんでこんな混沌とした世界をキラキラと透明感のある素晴らしい情景で描けるんだろうね。

夏、友情、恋、青春の煌びやかな中につぐみをはじめとする強烈なキャラがいて、想像力を掻き立てる素晴らしい描写の数々。

夏になるときっとこの作品を思い出す。また夏が来たらこの作品を読みたくなる

切ないけれどまた、読みたくなる素敵な作品です。

 

満天のゴール

あらすじ
舞台は星空が美しい医療過疎地。人生どん底のシングルマザー、人生に責められ続ける医師、人生をあきらめている老女、3人の出会いが、人生を変えてゆく―希望をもたらす、人間味あふれる医療小説。

評価 8/10

長年看護師として働いた藤岡さんが見てきた人の生と死。

死をゴールと言いながら、生きている時間をとても前向きに捉えながら自分の最期の時間を過ごす。

死という重いテーマながらも、描く世界は前向きで暗い話ではないのがとてもいいです。

読んだ後に何を感じ取って、自分の人生をどう生きるかを考えさせられる素敵な作品。

 

メンタル強め美女白川さん

あらすじ
女子の自己肯定感が世界を救う! メンタル強め美女・白川さんが、ひがみ、嫌がらせやマウントなど、女性を苦しめるプチストレスをはねのける。現代の闇と戦うすべての女子に捧ぐ、最強美女の痛快コミック登場!

評価 6/10

SNSで話題のコミックエッセイを読みました。

「私の辞書に「ひがみ」の文字はない。女子の自己肯定感が世界を救う!」というキャッチコピーの通り、めっちゃ前向きな美女白川さんの日常に起こるひがみや嫌がらせなどを跳ね返す白川さんの言葉の数々がとても痛快です。

 

ほたるいしマジカルランド

あらすじ
大阪の北部に位置する蛍石市にある老舗遊園地「ほたるいしマジカルランド」。「うちはテーマパークではなく遊園地」と言い切る名物社長を筆頭に、たくさんの人々が働いている。アトラクションやインフォメーションの担当者、清掃スタッフ、花や植物の管理……。お客様に笑顔になってもらうため、従業員は日々奮闘中。自分たちの悩みを裡に押し隠しながら……。そんなある日社長が入院したという知らせが入り、従業員に動揺が走る。

評価 6/10

寺地さんの新刊は、テーマパークを舞台とした1週間の物語。

曜日毎に登場人物の視点が変わりながら、その人の抱えてる苦悩や悩みを他の人が気づきをくれる。

社長の優しさや遊園地の存在意義など、感じられることがたくさんあり、そこで働くこと意味とやってくる人の気持ちはやっぱり特別なんだなと。

コロナ時代だからこそ、人に希望とか豊かさの意味を教えてくれる遊園地の物語を描いたのかな?と思ってしまいます。

 

すーちゃん

あらすじ
玄米を試したり恋愛攻略本を買ったり老人ホームの広告を見て「大人」とため息をついたり。今の自分は嫌だけど、なりたい自分もわからない。カフェで働くすーちゃん34歳の日常を描く四コマ漫画。

評価 6/10

30歳くらいの人生の分岐点にいる人に刺さるコミックエッセイ。

誰もがド派手な人生で何かが起こるなんてことは無くて、何も起こらない人生だからこそ悩んで、悩んでまた頑張るの繰り返し。

そんな日々に疲れた人の心を癒やしてくれる作品です。

 

グラスバードは還らない

あらすじ
マリアと漣は大規模な希少動植物密売ルートの捜査中、得意取引先に不動産王ヒューがいることを掴む。彼には所有タワー最上階の邸宅で、秘蔵の硝子鳥(グラスバード)や希少動物を飼っているという噂があった。タワーを訪れた二人だったが、タワー内の爆破テロに巻き込まれてしまう! 同じ頃、ヒューの所有するガラス製造会社の社員や関係者四人は、知らぬ間に拘束され、窓のない迷宮に閉じ込められたことに気づく。「答えはお前たちが知っているはずだ」というヒューの伝言に怯える中、突然壁が透明になり、血溜まりに横たわる社員の姿が!?

評価  8/10

「ジェリーフィッシュは凍らない」から続くマリア&漣シリーズの第3弾がようやく文庫として登場。

72階の超高層ビルで起こる殺人事件と、同じビルで起こる爆破テロ。

同時刻の同じ場所で起こっている事件が、平行に描かれているはずなんだけど‥全員死んでる。

今回も、正直やられました。(これで3回目‥お見事。)

 

昨夜のカレー、明日のパン

あらすじ
悲しいのに、幸せな気持ちにもなれるのだ―。七年前、二十五才という若さであっけなく亡くなってしまった一樹。結婚からたった二年で遺されてしまった嫁テツコと、一緒に暮らし続ける一樹の父・ギフは、まわりの人々とともにゆるゆると彼の死を受け入れていく。なにげない日々の中にちりばめられた、「コトバ」の力がじんわり心にしみてくる人気脚本家がはじめて綴った連作長編小説。

評価  7/10

25歳で亡くなった夫の妻と義父のその後の日常を綴った物語。

残された2人が移り変わっていく日々の中で、どう生きるのか。

淡々と過ごしてゆく日常に散りばめられた言葉と想いが深く染みます。

派手なことも起こらず、日常は続いていくけど、何故か納得してしまう。

これが生きていくことって、感じさせられる物語でした。

 

本屋の新井

評価6/10

本屋のとタイトルにある通り、本屋で働く書店員さんのエッセイ集。

現場目線ならではの逸話や本にまつわる内容ばかりなので、読書好きな方は結構新鮮で面白い本だと思います。

 

麦本三歩の好きなもの

あらすじ
好きなものがたくさんあるから、毎日はきっと楽しいー
図書館勤務の20代女子・麦本三歩のなんでもないけど
幸せな日々を描いた心温まる日常小説。

評価 6/10

三歩の日常にあるなにげないエピソードが笑えたり、温かくて、少し笑えるんですが憎めないキャラ。

誰もがドラマや映画みたいな劇的な人生を過ごしてないけど、日常って幸せに満ちてるよって教えてくれる住野さんの視点がおもしろい。

好きなものがある日常は、だらだらとなにも起こらなくても楽しいもんだと思わせてくれる物語です。

 

法廷遊戯

あらすじ
法曹の道を目指してロースクールに通う、久我清義と織本美鈴。二人の過去を告発する差出人不明の手紙をきっかけに不可解な事件が続く。清義が相談を持ち掛けたのは、異端の天才ロースクール生・結城馨。真相を追う三人だったが、それぞれの道は思わぬ方向に分岐して――?

評価  8/10

ミステリなので詳しく書けませんが、一言で言うと読みだしたら止まらん面白さで一気読み。

法の専門的な知識で難しい場面も出てきますが、非常に読みやすい描き方が多かったです。

本格的なミステリーの中に冤罪というテーマがあって、随所にある伏線からのラストが見事でしたね。

 

おしゃべりな人見知り

あらすじ
時に一緒に笑い、時に悩みに寄り添って涙する。泣いて、笑って、大忙しの作品集。大人気料理ブログ「含み笑いのカフェごはん『syunkon』」の大反響ネタに大幅加筆。さらに書き下ろしの新作も多数掲載。エッセイにちなんだおいしいレシピも掲載した欲張りな一冊です

評価  7/10

大人気料理ブロガーの3冊目のエッセイです。

ブログも毎回チェックしていますが、めちゃくちゃ笑えるので読む時は一人になって読んで下さい。

特に好きなのは、毎年恒例で旦那さんの実家に帰省する際の「ただ食べたものを書き連ねらだけの日記」

食べてるだけ、息してるだけ、消化してるだけの話なのに面白すぎます。

 

白鳥とコウモリ

あらすじ
遺体で発見された善良な弁護士。
一人の男が殺害を自供し事件は解決――のはずだった。
「すべて、私がやりました。すべての事件の犯人は私です」
2017年東京、1984年愛知を繋ぐ、ある男の”告白”、その絶望――そして希望。
「罪と罰の問題はとても難しくて、簡単に答えを出せるものじゃない」
私たちは未知なる迷宮に引き込まれる――。

評価  9/10

東野圭吾さん98冊目の作品は、罪と罰をテーマに描くミステリー。

522Pの大ボリュームを一気読みさせるストーリーは本当にお見事すぎて、何度も先を考えながら読み直してましたが、結末は全く予想できない結果になりましたね。

白夜行とか容疑者Xの献身が好きな方なら絶対にはまりますよ。

 

お得に本を読むならこれがお勧め

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