原田マハ「カフーを待ちわびて」感想 沖縄の島を舞台にした淡く、優しい小説

 

久しぶりに原田マハさんの小説を読了。

沖縄の島を舞台にしたとても淡くて、優しい気持ちにしてくれる恋愛ドラマを見てる様な物語の「カフーを待ちわびて

原田さんはほんと毎回楽しい話にのめり込ませてくれる素晴らしいストーリーを描いてくれますね。

感想をどうぞ。

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原田マハ「カフーを待ちわびて」

あらすじ

「嫁に来ないか。幸せにします」
「絵馬の言葉が本当なら、私をお嫁さんにしてください」
から始まるスピリチュアルなほどピュアなラブストーリー。
ゆるやかな時間が流れる、沖縄の小さな島。一枚の絵馬と一通の手紙から始まる、明青(あきお)と幸(さち)の出会い。偶然に見えた二人の出会いは、思いも寄らない運命的な愛の結末へ。

感想 評価8/10

原田マハさんは、「本日は、お日柄もよく」「楽園のカンヴァス」に続く3作目。

私の持つイメージとしては、すごい読みやすい小説を描くのが上手い作者で、キャラも分かりやすいし、物語に引き込むのがとても上手ですね。

楽園のカンヴァス」はほんとに素晴らしかった。

そんな原田さんのデビュー作がこの「カフーを待ちわびて」だったみたいです。

 

物語は沖縄のとある孤島に住む男(明青)が主人公。

小さな商店を営みながら、町の仲間や隣のおばあ達と仲良く生きてます。

そんな明青の元に届いた一通の手紙。

私をお嫁にしてください 幸」と書いてある。

何を隠そう去年訪れた島の神社で、「嫁に来ないか 幸せにします」と絵馬に書いてたんです。

それを見た誰かが悪戯に手紙を書いたのか?と思っていると、本当に幸はやってきたのです。

そこから生活は一変し、彼女は何者なのか?という疑問と共に本当の気持ちを言い出せない自分との葛藤が始まります。

島のリゾート計画での家の移転問題や隣のおばあの病気に幼馴染の息子のイジメなど色んな問題に対峙しながら、幸と共に幸せになれるのか?

彼女は一体何者なのか?

 

こんなミステリアスで、ドラマチックなお話でした。

ハッピーエンドかと言われると、ちょっと残念な終わり方でもあったのだけど、めちゃくちゃ愛おしいよね。

正直言ってネタは分かってた。

展開としてはそうなるよね!って感じの話の流れだったのだけど、やっぱり真実を告白されると泣いちゃうのだ

表向きの安っぽいドラマと言えばそうだけども、これは二人の中にある傷の深さとか今までの生き方を考えてしまうととても名残惜しい別れだった

最後が描かれてないのが残念だけど、カフーに会って欲しいね。

とても素晴らしい作品でした。

 

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