[2020年版]本屋大賞歴代受賞作のあらすじと感想をまとめて紹介

 

本屋さんが「今、いちばん売りたい本!」を選ぶ本屋大賞は、2004年から始まりました。

毎年受賞作のノミネートから発表までは、書店やSNSで盛り上がる文学賞以外でのイベントとなってます。

今回はそんな本屋大賞を受賞した歴代作品の紹介とあらすじと感想を並べてみました。

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[2020年版]本屋大賞歴代受賞作のあらすじと感想をまとめて紹介

本屋大賞とは?

全国の書店員さんが「今、いちばん売りたい本!」を選ぶ本屋大賞

2004年から始まった本屋独自の企画で、年を重ねる毎に認知度も広まってます。

ノミネート10作品を選ばれ、そこから大賞が発表される流れで、その年を代表する本が選ばれます。

どれもハズレのない名作ばかりで、本を読む時の参考にもなり本屋大賞作品を知っておくと話のネタにもなるのでお勧めです。

[2020年版]本屋大賞歴代ノミネート全作 ランキングとあらすじとをまとめて紹介

04/12/2020

全作品とあらすじは、こちらで紹介して居ます。

本屋大賞の歴代作品

2020年(17回)凪良ゆう「流浪の月」

あらすじ
あなたと共にいることを、世界中の誰もが反対し、批判するはずだ。わたしを心配するからこそ、誰もがわたしの話に耳を傾けないだろう。それでも文、わたしはあなたのそばにいたい―。再会すべきではなかったかもしれない男女がもう一度出会ったとき、運命は周囲の人を巻き込みながら疾走を始める。新しい人間関係への旅立ちを描き、実力派作家が遺憾なく本領を発揮した、息をのむ傑作小説。

評価 8/10

2020年の本屋大賞受賞作品です。

前年の「そして、バトンは渡された」に続いてまたとんでも無い物語が大賞となりましたね。

と言っても物語の切り口はとてもシリアスで、途中で何度も読むのを止めたくなる辛さ。

そして、めちゃくちゃ嫌な奴が出てくるのに何度も嫌気がさしてくる・・・。

普通って事に対して悩み、見放され、社会から突き放される虚しさがとにかく辛い。

何が普通なのか分からないけど、当人たちの強さが希望をくれる光である。

ラストの「たくさん幸せになってね」って言葉にボロボロ泣かされました。

 

2019年(16回)瀬尾まいこ「そして、バトンは渡された」

あらすじ
血の繋がらない親の間をリレーされ、四回も名字が変わった森宮優子、十七歳。だが、彼女はいつも愛されていた。身近な人が愛おしくなる、著者会心の感動作。

評価 9/10

母親2人、父親3人と言う想像も出来ない設定の物語ですが、巧みな会話と人間味溢れるキャラの持ち味がとても面白く描かれております。

親の離婚ってネガィブにしか思えないのにこんなにも明るく受け止められて、何に繋がりも無い人達から愛情を注がれる子供の存在が凄いです。

「親になるって未来が二倍位以上になるってことだよって。

明日が二倍にできるなんて、すごいと思わない?」

森宮さん最高でした。梨花さんの想いにも泣かされるし、最後まで本当に温かいお話です。

 

2018年(第15回)辻村深月「かがみの孤城」 

あらすじ
どこにも行けず部屋に閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然、鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先の世界には、似た境遇の7人が集められていた。9時から17時まで。時間厳守のその城で、胸に秘めた願いを叶えるため、7人は隠された鍵を探す―

評価 10/10

辻村さんの最高傑作だと思う、様々な要素が詰め込まれた辻村ワールドが体験できます。

また子供の孤独で暗い話か…と読み始めた物語も、その孤独を超えて自分の世界を破れるきっかけを与えてくれるドラえもんの様な素晴らしい物語が出来上がってるんだなと感動してしまいましたね。

辻村ワールド独特の孤独感と、闇を心に抱えた子供たちが出会った孤城が舞台で、その中で起こる1年の中で明かされる衝撃の事実に泣かされます。

あまりにも世界に没頭できるので、あの分厚い本もあっという間に読めます。

辻村深月「かがみの孤城」感想 7人の孤独が時を超えて繋がる心温まる物語

03/18/2018

2017年(第14回)恩田陸「蜜蜂と遠雷」

あらすじ
近年その覇者が音楽界の寵児となる芳ヶ江国際ピアノコンクール。自宅に楽器を持たない少年・風間塵16歳。かつて天才少女としてデビューしながら突然の母の死以来、弾けなくなった栄伝亜夜20歳。楽器店勤務のサラリーマン・高島明石28歳。完璧な技術と音楽性の優勝候補マサル19歳。天才たちによる、競争という名の自らとの闘い。その火蓋が切られた。

評価 8/10

大好きな恩田陸さんは、常に最高傑作の上をいく新刊が出てきます。

現時点での最高傑作は直木賞&本屋大賞を受賞したこちら。

もう、キラッキラの物語で、音楽が綺麗に溢れてる物語が文字だけで聴こえてくる様な内容です。

流石恩田さんと言える繊細で無駄のない文章は、疲れる事なく次々と読み進める事ができます。

読んだ後の余韻に浸りながら、彼らの音楽にまた触れたいなと思いました。

恩田陸「蜜蜂と遠雷」の感想 直木賞&本屋大賞W受賞の快挙作品

04/17/2017

2016年(第13回)宮下 奈都「羊と鋼の森」

あらすじ
高校生の時、偶然ピアノ調律師の板鳥と出会って以来、調律に魅せられた外村は、念願の調律師として働き始める。ひたすら音と向き合い、人と向き合う外村。個性豊かな先輩たちや双子の姉妹に囲まれながら、調律の森へと深く分け入っていく―。一人の青年が成長する姿を温かく静謐な筆致で描いた感動作。

評価 7/10

ピアノの調律師を目指した男の成長と葛藤を描いた物語。

普段クローズアップされない調律師というアンダーグラウンドの話ですが、めっちゃ緻密に描かれていて世界観が凄い。

苦悩の中での成長過程だったり、自分の出来る事に一生懸命に打ち込むのっていつの時代もキラキラしてるよね。

芯を持ったプロの職人に出会える人生はとても羨ましいですよ。

宮下奈都「羊と鋼の森」感想 とても静かな音の森に感じる素晴らしき世界

03/13/2018

2015年(第12回)上橋菜穂子「鹿の王 」

あらすじ
強大な帝国・東乎瑠から故郷を守るため、死兵の役目を引き受けた戦士団“独角”。妻と子を病で失い絶望の底にあったヴァンはその頭として戦うが、奴隷に落とされ岩塩鉱に囚われていた。ある夜、不気味な犬の群れが岩塩鉱を襲い、謎の病が発生。生き延びたヴァンは、同じく病から逃れた幼子にユナと名前を付けて育てるが!?たったふたりだけ生き残った父と子が、未曾有の危機に立ち向かう。壮大な冒険が、いまはじまる―!

2014年(第11回)和田竜「村上海賊の娘」

あらすじ
時は戦国。乱世にその名を轟かせた海賊衆がいた。村上海賊―。瀬戸内海の島々に根を張り、強勢を誇る当主の村上武吉。彼の剛勇と荒々しさを引き継いだのは、娘の景だった。海賊働きに明け暮れ、地元では嫁の貰い手のない悍婦で醜女。この姫が合戦前夜の難波へ向かう時、物語の幕が開く―。本屋大賞、吉川英治文学新人賞ダブル受賞!木津川合戦の史実に基づく壮大な歴史巨編。

評価 6/10

時代小説をエンターテイメントにして、没頭できる世界観が素晴らしいので長い作品も頭の中で映像化されて一気読みできる作品。

まるでパイレーツオブカリビアン的な面白さを堪能できるアクション映画級の小説です。

個性の強いキャラが一層際立ってるのがより面白く読ませてくれます。

ただ序盤は良かったけど、少し長すぎた感じもするので後半はダレてしまいました。

 

2013年(第10回)百田尚樹「海賊とよばれた男」

あらすじ
敗戦の夏、異端の石油会社「国岡商店」を率いる国岡鐵造は、なにもかも失い、残ったのは借金のみ。そのうえ石油会社大手から排斥され売る油もない。しかし国岡商店は社員ひとりたりとも馘首せず、旧海軍の残油集めなどで糊口をしのぎながら、たくましく再生していく。20世紀の産業を興し、人を狂わせ、戦争の火種となった巨大エネルギー・石油。その石油を武器に変えて世界と闘った男とはいったい何者か―実在の人物をモデルにした本格歴史経済小説。

評価 10/10

「永遠の0」の作者である百田さんも名作を沢山ありすぎますが、個人的にはこれが一番感動しました。

出光の創設者 出光佐三の人生を描いたノンフィクションのドキュメンタリー的な大作です。

今の日本があるのは、こんな素晴らしい人達がこの国の為に生きてたんだと知れる素晴らしい筆力を持った情熱的な1冊。

歴史的な背景に魅力的な人物を沢山描き、誰もが感動する様な構成を見事に構築した物語。

映画だけじゃなくて、小説を読んでもっと深く知って欲しいと思える素晴らしい人物の成し遂げた功績をぜひ読んでみて下さい。

たしかに国岡商店の事業はすべてなくなった。残っているのは借金ばかりだ。

しかしわが社には、何よりも素晴らしい財産が残っている。一千名にものぼる店員たちだ。

彼らこそ、国岡商店の最高の資材であり財産である。

この素晴らしい考え方が好き。

[2020年版]読書初心者におすすめ小説10本紹介[ミステリー・青春・恋愛・ホラー]

06/23/2018

2012年(第9回)三浦しをん 「舟を編む」

あらすじ
出版社の営業部員・馬締光也は、言葉への鋭いセンスを買われ、辞書編集部に引き抜かれた。新しい辞書『大渡海』の完成に向け、彼と編集部の面々の長い長い旅が始まる。定年間近のベテラン編集者。日本語研究に人生を捧げる老学者。辞書作りに情熱を持ち始める同僚たち。そして馬締がついに出会った運命の女性。不器用な人々の思いが胸を打つ本屋大賞受賞作!

評価 8/10

辞書を作る淡々とした仕事の物語。

真面目な主人公が淡々と仕事に打ち込み、終わりのない辞書作りを全うする。

言葉を扱う仕事の難しさだったり、仕事への姿勢だったり、これを読んでから色々と考えさせられましたね。

映画も名作なので、どちらもお勧めです。

 

2011年(第8回)東川 篤哉 「謎解きはディナーのあとで 」

あらすじ
国立署の新米刑事、宝生麗子は世界的に有名な『宝生グループ』のお嬢様。『風祭モータース』の御曹司である風祭警部の下で、数々の事件に奮闘中だ。大豪邸に帰ると、地味なパンツスーツからドレスに着替えてディナーを楽しむ麗子だが、難解な事件にぶちあたるたびに、その一部始終を相談する相手は“執事兼運転手”の影山。「お嬢様の目は節穴でございますか?」―暴言すれすれの毒舌で麗子の推理力のなさを指摘しつつも、影山は鮮やかに事件の謎を解き明かしていく。二〇一一年ベストセラー一位のミステリ、待望の文庫化。書き下ろしショートショート『宝生家の異常な愛情』収録。

評価 4/10

この年になんでこれが選ばれたのか分からないエンタメ感の強い作品

確かに面白いのだけど、本屋大賞の傾向の中で一番浮いてると思います。

 

2010年(第7回)冲方丁「天地明瞭」

あらすじ
徳川四代将軍家綱の治世、ある「プロジェクト」が立ちあがる。即ち、日本独自の暦を作り上げること。当時使われていた暦・宣明暦は正確さを失い、ずれが生じ始めていた。改暦の実行者として選ばれたのは渋川春海。碁打ちの名門に生まれた春海は己の境遇に飽き、算術に生き甲斐を見出していた。彼と「天」との壮絶な勝負が今、幕開く―。日本文化を変えた大計画をみずみずしくも重厚に描いた傑作時代小説。第7回本屋大賞受賞作。

評価 7/10

江戸時代に日本独自の暦を作った数学者のお話。

先に映画を観て素晴らしかったので、本を読んだらかなり緻密に描かれておりした。

何気なく毎日カレンダーをめくってるけど、暦ってこうやって考えられたのかと感動しましたね。

人によってはちょっと長すぎてリタイヤするかもしれないので、映画を先に見てストーリーを知っておくと良いです。

 

2009年(第6回)湊かなえ「告白」

あらすじ
「愛美は死にました。しかし事故ではありません。このクラスの生徒に殺されたのです」我が子を校内で亡くした中学校の女性教師によるホームルームでの告白から、この物語は始まる。語り手が「級友」「犯人」「犯人の家族」と次々と変わり、次第に事件の全体像が浮き彫りにされていく。衝撃的なラストを巡り物議を醸した、デビュー作にして、第6回本屋大賞受賞のベストセラーが遂に文庫化!

評価 7/10

デビュー作にして、スマッシュヒットした大人気小説です。

こちらの小説で湊かなえさんを知り、初めて読みました。

最後の最後まで物語の展望が読めない所や著者独特のグロさが興味を惹くので、あっという間に読み終わります。

読後感はなんとも言えない後味の悪さですが、湊かなえと言えばイヤミスですw。

[2020年版]湊かなえ 作品一覧を順番にご紹介 おすすめ・感想・新作随時更新

01/08/2019

2008年(第5回)伊坂幸太郎「ゴールデンスランバー」

あらすじ
衆人環視の中、首相が爆殺された。そして犯人は俺だと報道されている。なぜだ?何が起こっているんだ?俺はやっていない―。首相暗殺の濡れ衣をきせられ、巨大な陰謀に包囲された青年・青柳雅春。暴力も辞さぬ追手集団からの、孤独な必死の逃走。行く手に見え隠れする謎の人物達。運命の鍵を握る古い記憶の断片とビートルズのメロディ。スリル炸裂超弩級エンタテインメント巨編。

評価6/10

伊坂さんらしいエンタメ感の強い物語なんですが、個人的には評価はあまり高くありません。

物語の規模がでかすぎるのに終わりが・・・って感じ。

なんだかラストにスカッとしない展開です。

伊坂幸太郎さんのファンですが、正直この作品で本屋大賞?って感じです。

もっと素晴らしい作品多いので、参考にしてください。

[2020年版] 伊坂幸太郎 作品一覧・感想を順番にご紹介(新作・おすすめ) 

04/21/2019

2007年(第4回)佐藤 多佳子「一瞬の風になれ」

あらすじ
春野台高校陸上部、一年、神谷新二。スポーツ・テストで感じたあの疾走感…。ただ、走りたい。天才的なスプリンター、幼なじみの連と入ったこの部活。すげえ走りを俺にもいつか。デビュー戦はもうすぐだ。「おまえらが競うようになったら、ウチはすげえチームになるよ」。青春陸上小説、第一部、スタート。

2005年(第2回)恩田陸「夜のピクニック」

あらすじ
高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」。それは全校生徒が夜を徹して80キロ歩き通すという、北高の伝統行事だった。甲田貴子は密かな誓いを胸に抱いて歩行祭にのぞんだ。三年間、誰にも言えなかった秘密を清算するために―。学校生活の思い出や卒業後の夢などを語らいつつ、親友たちと歩きながらも、貴子だけは、小さな賭けに胸を焦がしていた。本屋大賞を受賞した永遠の青春小説。

評価 8/10

夜のピクニックって不思議なタイトルだけど、読んでみると高校最後にこんなイベントがやりたかったなぁと青春時代を懐かしむ物語。

青春感が強くて、むちゃくちゃ感情が揺さぶられて心温かくなる物語です。

恩田陸さんは、本当に温かい作品ばかりでお勧めが多いです

恩田陸「夜のピクニック」感想 青春の一時を思い出そう

07/14/2017

2004年(第1回)小川洋子 「博士の愛した数式 」

あらすじ
「ぼくの記憶は80分しかもたない」博士の背広の袖には、そう書かれた古びたメモが留められていた―記憶力を失った博士にとって、私は常に“新しい”家政婦。博士は“初対面”の私に、靴のサイズや誕生日を尋ねた。数字が博士の言葉だった。やがて私の10歳の息子が加わり、ぎこちない日々は驚きと歓びに満ちたものに変わった。あまりに悲しく暖かい、奇跡の愛の物語。第1回本屋大賞受賞。

私の本屋大賞 おすすめベスト5

1.恩田陸「蜜蜂と遠雷」

2.瀬尾まいこ「そして、バトンは渡された」

3.辻村深月「かがみの孤城」 

4.百田尚樹「海賊とよばれた男」

三浦しをん 「舟を編む」

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