読書ブロガーが2018年に読んだおすすめ小説ベスト9紹介

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読書ブロガーが選ぶ2018年に読んだお勧め作品を紹介します。

今年読んだ本は全部で200作品超え。

その中で小説は半分位ですが、その中から特にお勧めしたい小説を紹介したいと思います。

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東野圭吾「沈黙のパレード」

あらすじ
突然行方不明になった町の人気娘が、数年後に遺体となって発見された。容疑者は、かつて草薙が担当した少女殺害事件で無罪となった男。だが今回も証拠不十分で釈放されてしまう。さらにその男が堂々と遺族たちの前に現れたことで、町全体を憎悪と義憤の空気が覆う。秋祭りのパレード当日、復讐劇はいかにして遂げられたのか。殺害方法は?アリバイトリックは?超難問に突き当たった草薙は、アメリカ帰りの湯川に助けを求める

評価9/10

東野さんの中でも上位に入るガリレオ最新作。

加賀さんの情が、少しガリレオ先生に移った様な

素敵な物語でした。

辻村深月「かがみの孤城」

あらすじ
あなたを、助けたい。

学校での居場所をなくし、閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。そこにはちょうどこころと似た境遇の7人が集められていた――
なぜこの7人が、なぜこの場所に。すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。
生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。

評価10/10

2017年の話題作は辻村さんの最高傑作に並ぶ位圧倒的な物語。

闇を抱えた事も達に最後に救いの展開が見事でした。昔と比べて随分と読みやすくなったのも⚪︎

桐野夏生「OUT」

あらすじ
深夜の弁当工場で働く主婦たちは、それぞれの胸の内に得体の知れない不安と失望を抱えていた。「こんな暮らしから脱け出したい」そう心中で叫ぶ彼女たちの生活を外へと導いたのは、思いもよらぬ事件だった。なぜ彼女たちは、パート仲間が殺した夫の死体をバラバラにして捨てたのか?犯罪小説の到達点。’98年日本推理作家協会賞受賞。

評価10/10

桐野さんにはまり何冊か読みましたが、これがズバ抜けて面白かった。

サスペンスのスリルと、悪女の姿がなんとも言えぬ恐ろしさを出してたね。

雫井脩介「火の粉」

評価9/10
まさに火の粉が降ってくる様なサスペンス小説。

ゾクゾクと迫ってくる様があまりにも恐ろしく、読む手を止められなかったです。

萩原浩「噂」

あらすじ
「レインマンが出没して、女のコの足首を切っちゃうんだ。でもね、ミリエルをつけてると狙われないんだって」。香水の新ブランドを売り出すため、渋谷でモニターの女子高生がスカウトされた。口コミを利用し、噂を広めるのが狙いだった。販売戦略どおり、噂は都市伝説化し、香水は大ヒットするが、やがて噂は現実となり、足首のない少女の遺体が発見された。衝撃の結末を迎えるサイコ・サスペンス

評価9/10

ラストを先に読まないでって作品はいっぱいあるけど、これも予想を見事に裏切る薄気味悪さでした。

噂の独り歩きの怖さを感じつつも、ミスリードがうまい作品です。

住野よる「かくしごと」

あらすじ
きっと誰もが持っている、自分だけの「かくしごと」。みんなには隠している、ちょっとだけ特別なちから。別になんの役にも立たないけれど、そのせいで最近、君のことが気になって仕方ないんだ――。クラスメイト5人の「かくしごと」が照らし出す、お互いへのもどかしい想い。ベストセラー『君の膵臓をたべたい』の著者が贈る、眩しくて時に切ない、共感度 1の青春小説!

評価9/10

住野よるさんの作品全部読んだけど、圧倒的にこれが好き。

感情の描き方がお見事で、言葉に出来ない思いを言語化してくれる。早く次の作品読みたいね。

芦沢央「火のないところに煙は」

あらすじ
神楽坂を舞台に怪談を書きませんか」突然の依頼に、作家の「私」は、かつての凄惨な体験を振り返る。解けない謎、救えなかった友人、そこから逃げ出した自分。「私」は、事件を小説として発表することで情報を集めようとするが―。予測不可能な展開とどんでん返しの波状攻撃にあなたも必ず騙される。一気読み不可避、寝不足必至!!読み始めたら引き返せない、戦慄の暗黒ミステリ!

評価8/10
サスペンスホラーの中でも、かなりリアリティーがあって読後感が怖すぎた作品。

本当にありそうで怖い物語って、日常のすぐそこにあるんですよね。

今野敏「棲月-隠蔽捜査7」

あらすじ
竜崎伸也、大森署最後の事件!? 正体不明の敵に立ち向かう、激動の長編第7弾。私鉄と銀行のシステムが次々にダウン。不審に思った大森署署長・竜崎は、いち早く署員を向かわせるが、警視庁の生安部長から横槍が入る。さらに、管内で殺人事件が発生。電話で話した同期の伊丹から「異動の噂が出ている」と告げられた竜崎は、これまでになく動揺する自分に戸惑っていた――。大人気警察小説シリーズ、待望の第9作!

評価9/10

隠蔽捜査の最新作は、期待を裏切らなかったね。

シリーズ化して漫画並みに想像力を働かせれくれるんだけど、続きが気になる展開に待ち遠しいです。

恩田陸「蒲公英草紙」

あらすじ
懐かしく切ない傑作ファンタジー
20世紀初頭の東北の農村。少女峰子は、集落の名家・槙村家の聡子嬢の話し相手を務めていた。ある日、聡子の予言通りに村に謎めいた一家が訪ねてくる。不思議な力を持つ一族を描く感動長編。

評価7/10

恩田さんの作品は「ドミノ」も面白すぎたんだけど、あえてこっちを推します。

心温まるちょっと不思議な世界を本と共に体験出来る幸せがありました。

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