本屋で可愛い表紙が気に入った工藤 将太郎さんの「隣の投資生活」を読みました。
自己啓発系では無く、小説的な物語としてのお金に関する知識を知れる面白い本。
資産運用とか投資には興味あるけど、専門書は取っ付きにくいと言う方にオススメの作品なので感想をどうぞ。
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隣の投資生活
あらすじ
金融のプロも薦める、投資をする前に読むべき“資産形成”の本質
お金を増やしたくて、資産運用や投資に関すること勉強してきたけど、
結局よくわからず疲れてしまったあなたへ! !お金にまつわる失敗事例から学ぶ、
「一生お金に困らないための、お金とのつき合いかた」で、
あなたの資産形成を劇的に変えます!・お金がなくても資産形成はできるの?
・リスクを追わずにお金は増やせるの?
・株式投資だけで、リスクは分散できる?
・高所得者が陥りやすいワナとは?
・「死に金」と「生き金」の見極め方って?さて、あなたは投資に対して、
どのように向き合っていますか?そして、隣の人はどんな投資生活をされているか、
ご存知ですか?お金に愛される人、お金に振り回される人の実態を、
小説形式でわかりやすく学び、あなたの資産形成を
より豊かなものにします。
※アマゾンより
感想 評価6/10
金融エンタメ小説って斬新だなと思い買ってみた本。
喫茶店のオーナーと銀行に努める2人がマネー探偵社を結成して、お金に悩んでる依頼人の悩みを解決すると言う分かりやすい設定です。
そして、物語に欠かせない喋る猫が登場します。
- リスクと付き合う
- バランス
- 自己責任
- 世界を知る
- 計画性を持つ
- 時間資産
- 生き金
- スタンス
- ???
こんな投資の基本的な事が小説形式で書かれていました。
正直色んな本に書いてある基本的な内容なので、今までお金の本を読んだ事ないけど、小説なら面白そうだと思って手を出すには最適でしょう。
逆に数冊以上専門書を読んでる方には必要ないと思われる感じの基礎知識。
リスクとは何か?
投資はバランスが大事。卵は同じカゴに盛るな。
自己責任で行え。
時間は資産であると言う、長期投資のメリット。
この辺りはどの本でも書いてありますね。
一つ面白かったのは、債務を生む事で、経済が活性化する話。
こうやって経済は成長するんですね。
リボ払いの利息も複利で雪だるま式に増えていく話もありました。
実際にリボ払いなんてする人がどれだけ居るのか分からないけど、5年で借金倍って凄い怖いシステムです。
本来の複利は、長期投資でこそのメリット。
最高に有利な時間的メリットを生かして、若いうちから少額でも良いので投資する生活を作っていきましょう。
銀行のカモにされやすい、退職金に関してもダメな例を挙げてました。
毎月分配型のメリットが有りそうで、一番怖い元本割れの商品は買わないようにとね。
面白かった点は、色んなタイプの人間が出てくるので、自分の周りと照らし合わせて物語とお金事情を見比べて考えるには最適。
・リスクを負いたくないと言いながら、リスクの本当の意味を知ってないとか。
・お金持ってるのにお金の使い方を知らずにお金が貯まらないとか。
色んな人が居ると思うので、想像しながら読むのも良いですね。
これをきっかけに資産運用を色々と考える人が増えて欲しいです。