池井戸潤「アキラとあきら」感想 今までの集大成な感動の長編物語 ドラマ化決定!

池井戸潤さんの待望の新作「アキラとあきら」はなんといきなり文庫で登場。

しかも、700ページの長編小説でタイトルも興味深いような平仮名と片仮名。

WOWOWでドラマ化も決定しているようなので、いつもの様に感動させてくれるのでしょうか?と期待して読み始めましたよ。

感想と評価をどうぞ。

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あらすじ

零細工場の息子・山崎瑛と大手海運会社東海郵船の御曹司・階堂彬。生まれも育ちも違うふたりは、互いに宿命を背負い、自らの運命に抗って生きてきた。やがてふたりが出会い、それぞれの人生が交差したとき、かつてない過酷な試練が降りかかる。逆境に立ち向かうふたりのアキラの、人生を賭した戦いが始まった―。感動の青春巨篇。

感想 評価8/10

いやー面白かったですね

持った瞬間に嫌になる位の分厚さで、何で上下巻に別けなかったんだ。

読みにくいぞ!と言いたくなる位に重かった(笑)

それでも700Pを超える物語も流石に池井戸ワールド

読み始めたとたんに引き込まれて行き、止まる事無くあっという間に夜中の3時でした

諦めて次の日の朝に全部読みましたが、いつもの期待通りのハッピーエンドです。

正直今までの話の集大成かと思う位に色んな部分で話を盛り込んで、ピンチと切り返しを上手く混ぜ合わせて物語りに盛り込んでくるテクがどんどん凄くなってて「こう来たか!」と唸る様な場面が多かったです。

銀行もあれば町工場から商店街、大手企業内の確執までも描かれて、更には心臓移植に親子の絆までほんとに多彩なお話です

こう見ると本当にここまでつぎ込んで壮大な話にしたからこその読み応えと感動が得られたんだと思います。

今回に関していうと悪者がそんなに悪くなくて、人間の意地やプライドの張り合いを身内の中でやっているだけだったので、いつも以上に悪い気持ちにはならなかったです。

でも、残念だったのが生きている世界も価値観も違ったはずの2人が出逢ってからの話がどちらも似た感じのキャラ設定で正直気合外れだった。

どこかで磁石が反発したりするのかと思ったら、普通に協力して知恵を出し合うだけであまりにも主人公のキャラが弱かった印象ですね。

それでも、瑛の幼い頃の銀行に見捨てられた経験から、ピンチの時は救ってやると言う強い思いが生まれてこの物語は出来上がっています。

空飛ぶタイヤ」も「下町ロケット」も強い意志を持った人の物語。

やっぱり覚悟を決めた人間の強い意思ってのは、一貫して素晴らしい人生を作るんだと思います

逆に今回の叔父さんたちは「プライドを捨てて、自らの負けを認める事」が故に全ての現況を生み出した訳です。

敗北宣言には勝利宣言の何倍もの勇気が要るって事だ」と言う言葉が凄く腑に落ちましたね。

最後になるけど幼い頃の人達があんな形で繋がるとは思いませんでしたね。

北原亜衣に関しては必ず出てくると思っていましたが、ガシャポンがまさかあんな重要ポジションだとはね。

ヤスさんも元気で良かった。

まさに運命であり宿命ですね。(チビと妹の出番無くてビックリですが)

ドラマになるとキャラ強くなるといいですね。

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勝手な感想だけど百田さんの「海賊とよばれる男」に物語の壮大さが重なったな。

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