大原扁理「なるべく働きたくない人のためのお金の話」感想 人生の選択は一つじゃ無い

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先日まとめ買いした本の中でも面白かった作品が、大原扁理さんの「なるべく働きたくない人のためのお金の話」というだらしない様なタイトルの本。

前に読んだ「20代で隠居」ってタイトルも素晴らしく刺さったけど、今回も新たな価値観を植えつけてくれる楽しい作品でした。

感想をどうぞ。

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大原扁理「なるべく働きたくない人のためのお金の話」感想

あらすじ

多動力」なんてないし「私たちはどう生きるべきか」と考えるうちに気がつくと昼寝になってしまっているような、そんな弱い私たちの「生存戦略」。
著者が隠居生活の中で、お金と人生についてゼロから考えた記録。将来に不安や心配を感じる人へ向けた、もっと楽に生きるための考え方がこの1冊に詰まっています。
巻末対談:鶴見済×大原扁理「豊かさって何だろう?」

感想 評価7/10

著者は、東京の郊外で家賃28,000円という激安物件で生活し、週5日の休みと2日だけの仕事をするとても魅力的な生活を送っています。

年収90万円と言う生きる為の最低限の収入で、まともな考えを植えつけられた人間からすると、社会のクズみたいな存在にも見える素敵な方。

時間があるので、食事は全部自炊して1日300円の生活。

携帯も持たず、徒歩と自転車圏内で生きる究極のミニマルな生き方ですね。

 

つらい場所から抜け出す

この様な本を読むとよく書かれているのが、自分がどうしたいかと言う事よりも、やりたく無い事を明確にする事。

まず現状の生活で、疲れた、もう嫌だと思う様な事を本当に続けていきたいのか?と言う事を自分自身に問いかけましょう

そんな生活だと、お金を稼いでもストレスで使って、ずっとお金の悩みから解放されずに苦しい気分で生きて行くことになります。

そんな習慣から抜け出す為にも、自分の価値観をしっかり持って、流されない様に生きる事が大切。

東京だと家賃7万円が普通って言われて、それを基準に探してしまいがちですが、そこに疑問を持って、街を変え、条件を変えて探していけばアンダー3万円のマンションも見つかるって事。

 

最低限の満足ラインを確認する

これ生活で非常に大事な事ですね。

週5日働いて、毎日8時間に残業が当たり前って昭和の考えです

今って働き方も選べて、年収だって選べる時代ですから、自分の好きな事を出来る時間と共に収入も計算して、時間を有効に使える様に生きるのが大事ですよね

人に合わせるだけ無駄だし、自分にとってなんの価値も生み出せないですから。

ストレス溜まるだけなら、一度考えてみましょう。

社会の常識って勝手に植えつけられただけで、そんな常識存在しませんからねw

 

最低生活費を確認して、どれだけ働くかを考える

これって結構ミニマリストの人が言うのだけど、自分の固定費を計算するだけで、実際いくら稼げば自分が最低限生活出来るのかを知ることが出来るんですよね

月収20万円でも安いなぁと思う人は、これを実際に考えてみると意外とお金って残るんですよね。

 

お金を使わなくても、自分でできる事を増やす

これも非常に大事ですよね。

ついつい安いからって外部に依存してしまいがちですが、実際に自分でやってみるって事も大切な事

もし簡単にできるなら自分でできれば節約になるし、無理なら人に対価を払ってやって貰えれば良いだけの価値があるって事。

今なら無料でやってもらえるサービスもあるので、色々と探すのも節約術。

 

自由や幸せをお金に依存しない

これも素晴らしい事。

お金があるうちはなんでも自由にできるけど、お金がなくなった瞬間に一気に不自由になる人っていると思います。

お金に依存しない楽しみを持つと、物の価値観が変わって、日常がとても楽しい毎日に変わるんですよね

20代の頃は本当にこの罠にハマりましたが、抜け出せた今は本当に欲しいものが無い。

 

ハッピーなお金の使い方

素敵だなぁと思ったのがこちらの章。

  • きちんと対価を払う

物やサービス、人に対して本当に良いなぁと思ったものに対しては、セールやクーポンなどを使わずに定価できちっとお金を使う。

これ思っていても意外とできないんですよね。

  • お金をお返しする

余剰分のお金は速やかに世界にお返しすること。

お金が使われてない事は、お金にとっても、社会にとっても非常に残念な事。

お金が巡り巡る事で、いろんな人がハッピーになるって良い事ですよね。

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