
東野圭吾さんの大ファンの私は全作品を読みました。
今回は備忘録の意味も含めて全作品を刊行順に並べてリストにしましたので、読んでいない本のチェックに参考にしてみて下さい。
並べてみるとなんと90冊オーバー。使った時間とお金以上の驚きや感動を頂きましたね。
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東野圭吾 全作品一覧[おすすめ・感想・新作]
お勧め上位作品を手早く知りたい方には、こちらのランキング記事がおすすめです。
1.放課後(1985年)
評価6/10
本格推理小説にして第31回江戸川乱歩賞受賞受賞作。
学園モノのミステリーですが、非常に上手く構成された緻密なトリックでデビュー作とは思えないクオリティです。
2.卒業(1986年)
評価5/10
大人気加賀恭一郎シリーズ第1弾で、大学生の頃の加賀さんが知れます。
物語としては良いのですが、肝心のトリックの部分が茶道を知ってないと理解できない物で、読んだ後すっきりしません。
この頃から人物描写はお見事ですが、加賀ファン以外が今これを読む必要はないと思う作品です。
3.白馬山荘殺人事件(1986年)
評価6/10
雪山の山荘での殺人が起こる本格推理小説。
マザーグースの唄にちなんだ暗号が隠されていて、なかなか擽ぐる展開です。
本格好きじゃなければ、そこまでハマれないかもです。
4.学生街の殺人(1987年)
評価6/10
こちらも本格ミステリー作品。
トリックがお見事で、30年も前の作品とは思えないワードが出てきて驚きます。
5.11文字の殺人(1987年)
評価5/10
ちょっとチープなドラマ仕立ての作品。
ミステリーとしては最終的に見事な終幕ですが、それほど残らない作品です。
6.魔球(1988年)
評価7/10
初期の頃の作品で一番印象深いのがこちら。
今の東野さんに繋がる物語の奥深さが詰まっていて、たまに読んでも面白い。

7.ウインクで乾杯(1988年)
評価5/10
読ませるテンポが良く、先が気になる作品だが全体的に軽い印象。
読みやすいので、時間あればどうぞ。
8.浪花少年探偵団(1988年)
評価7/10
笑いの大阪で育った東野さんの裏の顔が滲み出てる名作物語。
しのぶセンセと言うキャラと、出てくる生徒たちがとてもお見事な描写。
キャッチーで読みやすいんだけど、物語性もあり、今に繋がる様な奥深さもあります。

9.十字屋敷のピエロ(1989年)
評価6/10
ピエロの視点と事件を上手く掛け合わせて展開する珍しいお話
3つの視点を生かしながらじっくり読んでいくと筆者の罠にハマります。
最後まで謎を引きずる感じがお見事で、やられた感が強いです。
10.眠りの森(1989年)
評価7/10
加賀恭一郎の第2弾は、得意のバレリーナ物語。
加賀ファンなら飛ばせられない作品であり、悲しい事件です。
11.鳥人計画(1989年)
評価6/10
タイトルからは何を示すのか分かりにくいけど、スキージャンプのお話。
東野さんを語る上で、スキーは外せられないのですが、初めてのこの作品からクオリティー高いです。
12.殺人現場は雲の上(1989年)
評価6/10
キャビンアテンダントの2人の周りで起こる事件を描いたライトなサスペンス。
悪くはないけど、特に印象には残らない。
13.ブルータスの心臓(1989年)
評価7/10
大阪・名古屋・東京を結ぶ完全犯罪殺人リレーってだけで読みたくなる作品。
この頃からエンタメ性が結構出ていて、読ませる力が半端なくあります。
14.探偵倶楽部(1990年)
評価7/10
VIP専用の調査機関“探偵倶楽部”と言う設定の短編小説。
短編なのに非常に深いミステリーが描かれていて、結構隠れた名作だと思います。
15.宿命(1990年)
評価9/10
魔球と共に初期の頃の名作がこちら。
今ではこれを超える作品はたくさんあるけど、この頃これを読んだ衝撃が凄かった。
とにかくラストにやられたね。

16.犯人のいない殺人の夜(1990年)
評価7/10
7話の短編集。
探偵倶楽部に続いて、良質なミステリーが詰まった作品です。
17.仮面山荘の殺人事件(1990年)
評価7/10
東野圭吾のどんでん返しの傑作ミステリーといえばこれ。
巧みなストーリーでコロッと騙される快感があります。

18.変身(1991年)
評価7/10
脳移植を描いた儚くも怖い話。
医療系の作品は後に沢山出ますが、これが最初になると思います。
19.回廊亭殺人事件(1991年)
評価6/10
こちらも本格推理小説ですね。
物語はあまり好きじゃないですが、トリックは見事でした。
20.天使の耳(1992年)
評価7/10
交通事故を題材にした社会者ミステリー。
気軽に読める手軽さはあるんだけど、中身は教訓になるほど深くて面白い。
21.ある閉ざされた雪の山荘で(1992年)
評価7/10
舞台設定は定番なんですが、本当に隠された真実を知る展開がお見事でドキドキする話。
読んで損はないと思います。
22.美しき凶器(1992年)
評価4/10
うーん。エンタメ性と発想は面白くて、あっという間に読めるんですが、かなり好き嫌い分かれると思います。
ちょっとやり過ぎな印象です。
23.同級生(1993年)
評価6/10
久しぶりの学園ものは、かなり引き込まれる作品。
謎が謎を呼ぶ展開は見事で、一気読みしてしまいますね。
24.分身(1993年)
評価7/10
こちらも物語性が凄く面白くて、引き込まれる展開がお見事でした。
2人の視点で謎が深まり、読み進めていくうちにどんどん先が気になるけどラストだけはね…。
25.しのぶセンセにサヨナラ(1993年)
評価7/10
なぜしのぶセンセ終わらせたんだろと思う悲しさ。
時代の古さはあっても、大阪ならではのこの面白さはほんと他にはない個性だと思います。
26.怪しい人びと(1993年)
評価7/10
7話の短編集。
短編だけに深さはないものの、斬新な手法が沢山あってかなり面白いです。
短編は短編の魅力があるので、時間の無い方にはおすすめですよ。
27.むかし僕が死んだ家(1994年)
評価8/10
隠されたものを見つけるための伏線が沢山あり、ラストに持っていく手法がとてもお見事で、やられた感の強い作品。
あー。またやられたと思う傑作ミステリーです。

28.虹を操る少年(1994年)
評価5/10
SFというかファンタジーというか、全体的に中途半端で好きになれませんでした。
29.パラレルワールド・ラブストーリー(1995年)
評価7/10
ラブストーリーなタイトルですが、こちらもSFモノのミステリーです。
分厚さはありますが、読み始めたらいつも通り止まらない展開が待ってます。
30.あの頃ぼくらはアホでした(1995年)
評価8/10
おバカな東野さんの一面を見れる傑作エッセイ。
暇な時に読むだけで元気をもらえる大阪の力。ほんま笑えます。
31.怪笑小説(1995年)
評価7/10
真剣な作品の多い東野さんにも笑い溢れる小説があります。
息抜きにピッタリなブラックな笑いここにあり。
32.天空の蜂(1995年)
評価7/10
少し前に映画化した作品ですね。
90年代から原発を題材にした作品を描くとは…。

33.名探偵の掟(1996年)
評価8/10
本格ミステリー好き必見の自虐的な小説。
ミステリー作家がこれを書けるのが凄いと思う位の笑える内容です。
34.どちらかが彼女を殺した(1996年)
評価7/10
加賀業一郎第3弾は、犯人が最後まで語られないミステリー。
二人の供述を参考にして、自分で犯人を当てる面白いタイプの話。
ちなみに当たりましたけどね。
35.毒笑小説(1996年)
評価6/10
笑いシリーズの2弾は毒の詰まった笑い。
テンポが良くて、手軽に読めるのでこのシリーズは手元に置いておくといいですよ。
36.悪意(1996年)
評価9/10
加賀恭一郎シリーズ第4弾にして、この頃の最高傑作じゃないでしょうか?
犯人はすぐに捕まるのですが、動機を知る為に探り続ける加賀さん。

37.名探偵の呪縛(1996年)
評価5/10
名探偵天下一シリーズの続編ですが、長編になるとダメでした。
38.探偵ガリレオ(1998年)
評価6/10
ガリレオシリーズの第1弾は短編集。
科学が起こすミステリーを解決する大学教授のガリレオ先生の湯川のキャラがお見事で、ドラマに映画にと人気物語になりました。
科学好きじゃなくても、楽しく読めるのがいいです。
39.秘密(1998年)
評価7/10
東野さんの作品でも常にBest5位に出てくる有名作品。
特に子供を持つ世代にはとても考えさせられる作品じゃないでしょうか。
泣ける切ない話です。
40.私が彼を殺した(1999年)
評価6/10
加賀恭一郎シリーズ第5弾は容疑者が3人。
最後まで自分で推理していく展開がお見事で、気持ちいいかモヤモヤかどちらで終わるか楽しい作品。
41.白夜行(1999年)
評価10/10
東野圭吾不動の最高傑作。
あの分厚さでありながら、不気味すぎて次が気になって仕方がない展開はお見事。
まずはコレって言えないけど、いつか読んでほしい作品です。

42.嘘をもうひとつだけ(2000年)
評価6/10
加賀恭一郎シリーズ第6弾は短編小説。
5話のどれもがしっかりとした物語に出来てるので、テンポも良くて面白いです。
43.予知夢(2000年)
評価6/10
ガリレオシリーズ第2弾も短編集。
こんな事が起こるんだと思う衝撃や人って怖いなと思う事ばかりです。
44.片想い(2001年)
評価7/10
タイトルからは甘い話も想像できるが、かなり深刻な社会派ミステリーというかサスペンス。
ストーリーも見事だけど、考える事が深いです。
45.超・殺人事件―推理作家の苦悩(2001年)
評価6/10
たまにある東野さんのブラックな部分の出てる短編小説。
ホントかウソか知らないけど、こんな世界もあるんだね。
46.サンタのおばさん(2001年)
評価6/10
子供から大人まで楽しめる絵本エッセイ。
こうやってまた問題定義するのも斬新です。
47.レイクサイド(2002年)
評価7/10
まさにドラマにうってつけの内容のサスペンスミステリー。
こんな世の中悲しいよねと思うけど、ミステリーとしては面白い。
48.時生(2002年)
評価8/10
「あの子に訊きたい。生まれてきてよかった?」
とにかく泣ける感動の名作です。
表紙見るだけで泣けます。
49.ゲームの名は誘拐(2002年)
評価6/10
テンポよく手軽に読める割には物語もしっかりしていて面白い。
ラストがイマイチかな。
50.手紙(2003年)
評価9/10
こちらも東野さんのBest5常連作品。
社会派の作品の中でも特に考えさせられる話であり、最後まで救われない気分になるのだけど、これが現実なんだろうなと思う。
多くの人に読んでほしい作品です。

51.おれは非情勤(2003年)
評価7/10
タイトルも表紙もB級以下の作品にしか思えないけど、かなりの良作短編集。
クールで緩くて、子供でも楽しめる作品で、短編の中でもおすすめです。
52.殺人の門(2003年)
評価5/10
これは厚さの割に内容がイマイチかな。
ちょっとネチっこい話が暗くて、他の長編と比べると好きになれなかった。
53.幻夜(2004年)
評価8/10
名作白夜行の続編的な位置づけにある長編小説。
時折出てくるキャラの名前にハラハラさせながら読めるのですが、これ単独で読んで面白いです。
出来ればまだ続きが読みたいですよね。
54.ちゃれんじ(2004年)
評価6/10
東野さんのスノボーにハマる様子が面白く描かれたエッセイ集。
普通に息抜きで書かれてるんでしょうが、めちゃくちゃ笑えるのでオススメ。
55.さまよう刃(2004年)
評価7/10
娘を未成年に殺された父が、復讐を実行する社会派サスペンス。
映画にもなった作品だけど、話は悲しくて重いです。
スリルもあって、とても考えさせられる作品です。
56.黒笑小説(2005年)
評価6/10
ブラックな笑いの詰まった短編集。
文学賞をここまで笑いに変えて書く人も居ないでしょうねw
57.容疑者Xの献身(2005年)
評価10/10
ガリレオシリーズ第3弾は超名作にして直木賞受賞作。
とにかく読んで欲しい。
トリックも驚くのだけど、その奥に隠された献身的な愛が詰まった感動の名作。

58.さいえんす(2005年)
評価6/10
理系の作者の科学エッセイ。
ちょっと難しい話もあるけども、「へぇー」が連発で面白かった。
59.夢はトリノをかけめぐる(2006年)
評価6/10
トリノオリンピックの観戦記。
60.赤い指(2006年)
評価9/10
加賀恭一郎シリーズ第7弾は、どこにでもありそうな家族が抱える問題が引き起こした悲しい事件。
考えるだけで泣けてくるのだけど、凄く悲しいストーリーです。
これも多くの人に読んで欲しい名作。

61.使命と魂のリミット(2006年)
評価7/10
病院、刑事、その関係性の設定が見事で、伏線が繋がるそのストーリー性がよく出来てます。
さすが東野さんって感じの1冊です。
62.たぶん最後の御挨拶(2007年)
評価6/10
意味深なタイトルですが、読めばわかるファンに嬉しい1冊です。
東野さんをよく知りたい方は是非読んで見てね。
63.夜明けの街で(2007年)
評価7/10
これも構成が見事で、あっという間に読めるミステリー。
不倫を題材にして、過去の殺人事件を結びつける辺りが憎いです。
展開的に引き込まれる度合いが凄いです。
64.ダイイング・アイ(2007年)
評価4/10
東野さんに珍しい何にも残らない話。
ちょっぴりホラー。
65.流星の絆(2008年)
評価7/10
ドラマにもなった3兄弟の絆が印象深い傑作ミステリー。
ドラマの印象が深すぎて、キャラと笑いが入ってしまうのが残念だけど、凄くいい作品です。
66.聖女の救済(2008年)
評価8/10
ガリレオシリーズ第5弾は長編。
完全犯罪は現実的には無理だけど、最後まで分からないストーリの見事さは最高でした。
67.ガリレオの苦悩(2008年)
評価7/10
ガリレオシリーズ第4弾の短編集。
「操縦る」がお見事です。
68.パラドックス13(2009年)
評価6/10
東野さんらしい話ですが、個人的にはあまり印象に残らなかったなぁ。
映画化してもおかしくない感じの壮大さはあります。
69.新参者(2009年)
評価8/10
加賀恭一郎シリーズ第8弾は人情溢れる日本橋署の下町物語。
短編で繰り広げられる伏線が見事に繋がった瞬間にやられた感がすごい。
加賀さんのシリーズの中でも、一番読みやすいと思います。
70.カッコウの卵は誰のもの(2010年)
評価6/10
お得意のウィンタースポーツに遺伝子を重ねた作品。
読みやすかったけど、あまり印象には残らない。
71.プラチナデータ(2010年)
評価6/10
これも科学的な作品なだけに人を選ぶかもしれないが、読みやすさとストーリー性は凄いのであっという間に読める作品。
よくもこんな話が次々に浮かんでくるものです。
72.白銀ジャック(2010年)
評価6/10
映画化されたウィンタースポーツのエンタメ作品。
シリーズ化した作品の中でも、特に好みじゃないやつです。(面白いけど)
73.あの頃の誰か(2011年)
評価7/10
タイトルの通り昔話の入った短編集。
普通に面白いのだけど、特出してるのは秘密の原型となったさよなら『お父さん』」が入ってる点。
これは必読です。
74.麒麟の翼(2011年)
評価8/10
加賀恭一郎シリーズ第9弾はこれまた悲しい子供達の物語。
殺された父の謎の行動が解き明かされる展開に涙します。映画も素敵でした。

75.真夏の方程式(2011年)
評価8/10
ガリレオシリーズ第6弾は映画にもなった長編小説。
夏休みの海で起こるちょっと可哀想な話なんだよね。
映画気になった方は、これだけ読んでも全然楽しめます。
76.マスカレードホテル(2011年)
評価8/10
新たなキャラが気になるマスカレードシリーズ第1弾。
ホテルを舞台に仮面を被ったお客に対峙するミステリー。
先の読めない展開と、いい感じのキャラがホテルで翻弄されるシリーズで一番面白い第1弾。
77.歪笑小説(2012年)
評価7/10
歪んだ笑いは真実なのか?
小説家の裏側を笑いにした傑作短編集。このシリーズは笑え過ぎて大好きです。
78.ナミヤ雑貨の奇蹟(2012年)
評価8/10
これも映画化した作品ですね。
東野さんに珍しいファンタジー路線で描かれる、今と過去を繋ぐ感動の物語は心温まります。
結局は感動の涙を流してしまうくらい素晴らしい作品。
79.虚像の道化師(2012年)
評価6/10
ガリレオシリーズ第7弾は短編小説。
普通にネタが尽きないのが凄いのですが、飽きずに毎回楽しいです。
80.禁断の魔術(2012年)
評価7/10
ガリレオシリーズ第8弾は長編物語になっていて、教え子が起こす事件の気になる展開。
科学よりもエンタメの方が上回った印象ですが、全体的に面白いです。
81.夢幻花(2013年)
評価8/10
近年の中で一番ミステリー要素のある傑作小説だと思う作品。
物語の展開が読めない感じが、後に行けば行くほど面白くなり、真実を知る頃にはあっと驚かされます。

82.祈りの幕が下りる時(2013年)
評価9/10
加賀恭一郎シリーズ第10弾はその名の通り最終幕となる作品。
物語のラストらしい、完璧な作品じゃないでしょうか?
せめて「赤い指」から順番に読むことをお勧めします。

83.疾風ロンド(2013年)
評価5/10
「白銀ジャック」に次ぐ雪山シリーズ第2弾。
面白いけど、映画向けな印象です。
あっという間に読めるし、ワクワク感はあります。
84.虚ろな十字架(2014年)
評価8/10
死刑制度に向けた作者なりの社会派作品。
物語としても、問題定義としてもとても印象的な作品です。
85.マスカレードイブ(2014年)
評価6/10
マスカレードシリーズ第2弾。
ホテルを舞台にどう繋げてくるかと思ってたけど、こんなやり方でしたか。
キャラは良いので、今後に期待。
86.ラプラスの魔女(2015年)
評価6/10
SF系の作品で、内容的にはタイトルの通り科学的な話ですね。
読みやすいけど、あまりに現実離れしすぎててガリレオシリーズよりも遠い世界。
一種の社会風刺的な視点なのかな?と思いながら楽しみましょう。
87.人魚の眠る家(2015年)
評価7/10
脳死にまつわる問いを掲げた社会派作品。
これも考えさせられる悲しい話で、麒麟の翼が好きな方には読んでほしい。
88.危険なビーナス(2016年)
評価5/10
近年稀に見る駄作。
物語の展開とバカな主人公に呆れながらラストは見えてしまった。
読みやすさは抜群だけに残念だ。
89.恋のゴンドラ(2016年)
評価6/10
雪山物語の短編集。
繋がり合う話で、オチが見事で長編よりも断然面白かった。
かなり笑えるので、冬になったら読み直したくなります。

90.雪煙チェイス(2016年)
評価5/10
雪山シリーズ中、一番面白くなかったね。
無理やり感もあるんだけど、常にドラマや映画のような話です。
エンタメ要素が好きな方にはまだお勧めです。
91.素敵な日本人(2017年)
評価6/10
ニヤニヤする笑いに包まれる短編集。
これ位がちょうど良いです。
92.マスカレードナイト(2017年)
評価8/10
マスカレードシリーズ第3弾は結構派手な物語になりましたね。
ホテルという空間で続編を出すのは設定的になかなか難しいと思うけど、次はあるのでしょうか。
93.魔力の胎動(2018年)
評価7/10
映画化される「ラプラスの魔女」の前を描いた作品。
最近この手の話が多いので全く期待してなかったのですが、割と盛り上がる話が多くて面白かったです。
短編形式なのに物語が上手く繋がり、一筋縄ではいかない運命的な物語が隠れています。
流石に短編でもしっかりと読ませてくれる東野さんでした。
94.沈黙のパレード(2018/10/11発売)
評価9/10
ガリレオ20年のタイミングで出された9作目の作品にして、シリーズ最高傑作を更新してきましたよ。
湯川がアメリカに行ってしまい終わりかと思ってましたが、帰国した今回の事件は今まで以上の驚きの連続でミステリーとしても、人間ドラマとしてもかなり至高の作品となってます。
最後の最後まで真相が分からない、とても面白い物語を楽しんでみてください。
<2018/10/13更新>
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